WOZは「FX取引で感じる不安」に関する調査結果を10月29日に発表。同調査は、2024年9月25日~2024年9月27日の期間、FXに関心がある・FXを始めて1年以内の1,019名を対象に、PRIZMAによるインターネットで実施した。
FXに関心を抱いたきっかけについて、「貯蓄や資産を増やすため」(50.9%)と回答した人が最も多く、次いで「お小遣いや生活費を増やすため」(32.3%)、「少額から始められるため」(31.9%)となった。
FXに対する興味が高まった理由には、「物価高騰のため」(38.6%)と回答した人が最も多く、次いで「老後資金について不安になったため」(35.5%)、「昇給が見込めないため」(30.4%)となった。経済的不安や将来への備えがFXへの興味を高める大きな理由となっている様子がうかがえる。
過去に他の投資で失敗した経験はあるかという質問では、「数回ある」(34.3%)、「1度だけある」(28.6%)、「1度もない」(37.1%)という回答が得られた。 「数回ある」「1度だけある」と回答した人を合わせると、約6割の人が過去にFX以外の投資で失敗した経験があるという結果に。
前の質問で「数回ある」「1度だけある」と回答した人に、失敗の具体的な内容について聞くと、「損切りができなかった」(46.5%)と回答した人が最も多く、次いで「よく調べず情報が少ないまま投資してしまった」(34.8%)、「分散投資をしなかった」(22.9%)となった。
損切りができなかったこと、リスク管理に必要な情報収集が不足していたことで失敗している人が多いという結果に。
FX以外の投資で失敗した後の影響については、「資産の減少」(43.2%)と回答した人が最も多く、次いで「ストレスや不安」(31.8%)、「後悔や自己嫌悪」(26.8%)となった。
FXに関して不安に思うことを全員に質問すると、約8割の人が「とてもある」(35.8%)、「ややある」(47.0%)と回答。「とてもある」「ややある」と回答した人に、不安への対処法を尋ねると、「FXの基礎知識を学ぶ」(41.2%)との回答が最も多くなった。
次いで「テクニカル分析やファンダメンタルズ分析を習得する」(24.9%)、「投資可能な資金のみを使用する」(21.4%)、「経済指標や市場動向について理解を深める」(20.6%)という結果に。
約4割の方が「FXの基礎知識」を学ぶといった備えを行っていることや、知識の習得やリスク管理といった備えをしている傾向にあることがわかった。
FX取引において、最も重視するポイントについては「信頼性やセキュリティ対策」(24.0%)が最も多く、次いで「取引ツールの使いやすさ」(23.9%)、「口座の安全性と信頼性」(21.5%)となった。
FX取引を始めるためや、失敗しないためにどのような情報が重要だと思うかとの問いには、「FXの基本知識」(39.7%)が最多に。次いで「最新の為替ニュース」(30.6%)、「景気の動向」(27.9%)、「リスク管理の方法」(26.7%)という結果になった。