ニフティは10月24日、「ゲーム」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年8月20日~9月23日、同社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」の訪問者2,831名を対象にインターネットで行われた。
1日何時間くらいゲームする?
1日のゲーム時間は小学生では「30分~1時間」、中学生では「1~2時間」が最多だった。「全くしない」人の割合は、小学生の6.4%から中学生は9.9%に増えているが、90%以上の小中学生が毎日ゲームをしていることがわかった。
ゲームは何を使って遊ぶ?
ゲームをする人へ「ゲームは何を使って遊ぶ?」と質問したところ、「Nintendo Switch」が82.9%と圧倒的に人気だった。次いでスマホが47.6%、パソコンが21.1%と続いた。家族や友人と気軽に遊びやすい携帯ゲーム機器が人気の傾向にあるようだ。
ゲームに課金したことはある?
ゲームに課金したことがあるか尋ねたところ、25%の子どもたちが「ある」と回答した。
月にいくらくらい課金した?
ゲームへの課金経験者の月額課金額は、「1,000~3,000円」が25.2%と最も多く、次いで「500~1,000円」が23%、「500円以下」が19%だった。一方で、5,000円以上の課金したことがある人の割合を合わせると21%で、その中でも20,000円以上の課金をしたことがある人は7.7%と一部の子どもたちが高額課金をしたことがあることがわかった。
課金したことで起きたトラブルは?
課金に関するトラブルとしては、「上限額に達して怒られた」「無断で課金して怒られた」など、金銭的なトラブルが目立った。また、「課金が癖になってしまう」という回答も複数集まったことから、ゲームや課金への過度な依存に危機感を抱いている子どもたちもいるようだ。
他にも「友達に課金をすることで買えるアイテムをくれって言われたこと」「これに課金しなかったら良かったなと後悔したことがある!すぐに飽きちゃって、でも課金してるからアプリは消さずに残してます(笑)」などのコメントが寄せられた。
Nintendo Switch/プレイステーションの1番好きなゲームは?
小学生、中学生別のランキングでは、1位~5位までの順位が一致する結果となった。特に「スプラトゥーンシリーズ」は人気で、全体ランキングでは2位の「どうぶつの森シリーズ」に150票以上の差をつけている。
ゲームはシングルプレイとマルチプレイ、どっちが好き?
中学生ではシングルプレイ派が過半数を超えており、年齢が上がるにつれて1人でのプレイを好む傾向が見られる。
マルチプレイの相手は?
マルチプレイでの相手は、「リアルの友だち」が最も多い結果となった。小中学生ともに傾向は似ているが、小学生では「おうちの人」、中学生では「ネットの友だち」が2位と、中学生になるとネットの友だちとの交流がやや増加することがわかった。
もしゲームの世界に入れたらどんなことをしたい?
「もしゲームの世界に入れたらどんなことをしたい?」と質問したところ、「アイドルとか、現実では中々できないこと」「いろんな敵キャラを倒したい」といった回答が寄せられた。現実では体験できないことへの憧れが強いようだ。また、「ネット友だちと一緒に遊ぶ」「キャラクターと交流する」といった回答から、ゲームを通じた新たなコミュニケーションへの期待もうかがえた。一方で、一部の子どもたちからは「ゲームの世界は怖いから抜け出したい」という声もあり、必ずしもゲームの世界に対して肯定的な感情を抱いているわけではないことがわかった。