マカフィーは、「2024年オンライン詐欺で悪用されやすい日本の著名人TOP10」を発表した。同調査は2024年1月1日~9月15日の期間に記録された既知のディープフェイクの分析を組み合わせてリスクスコアが算出された。
昨今、日本ではSNS型投資詐欺をはじめとする特殊詐欺(不特定多数の者から金銭をだまし取る犯罪)が著しく急増しており、警視庁が公開している「SNSを悪用した投資・ロマンス詐欺の 被害発生状況等について」の調査によると、2023年度のSNS型投資詐欺の被害額は合計約277億円にのぼり、認知できたケースは369件であったと報告されている。
特に、著名人になりすましたSNSの偽アカウントや偽広告をきっかけに、投資に勧誘され金銭をだまし取られるケースが多発しているとのこと。
そこで同社は、2024年オンライン詐欺で悪用されやすい日本の著名人を調査したところ、1位は「泉 房穂氏 (コメンテーター・弁護士)」だった。名前と肖像が投資を呼びかける偽広告で使用された。
2位は、「堀江 貴文氏(実業家)」で、名前と肖像が投資を呼びかける偽広告に使用され、1件の被害額が2億円を超えるケースも発生。3位は「テスタ氏(投資家)」で、SNS上で本人になりすましたアカウントが投資を呼びかけ、金銭をだまし取って不正利用されるケースがあったという。
以降、4位「池上 彰氏(ジャーナリスト)」、5位「岡崎 哲二氏(経済学者)」、6位「岸 博幸氏(経済評論家)」、7位「西村 博之氏(実業家)」と続いた。