元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が13日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【CS解説】阪神連敗でCSファースト敗退…岡田監督のラストゲーム! DeNA打線好調も宮崎まさかのケガ…日本ハムが逆転王手! 『なぜあそこでストレート?』現場から感じた流れを変えてポイントは?」に出演。三浦大輔監督率いるDeNAの、クライマックスシリーズ(以下、CS)ファイナルステージにおける不安点を語った。
CSファイナルステージにおけるDeNAの不安点
13日のCSファーストステージ第2戦にて、打線が15安打で10得点と大爆発したDeNA。リーグ2位の阪神に2連勝し、CSファーストステージ突破を決めた。
そんななか、高木氏が気になるのはケガをした選手のようで、「DeNAが上がることになって、ファイナルに。だけど昨日は東。もうこれ登録抹消したけど」と、左ハムストリングの違和感で12日のCS初戦で緊急降板、翌13日に出場選手登録を抹消された東克樹に触れつつ、「で、宮崎がサードゴロの途中で走るのをやめて、あれ、肉離れなのか膝靭帯なのか。もう全く動けないような状態になったんで、ちょっと心配だけどもね」と、宮崎敏郎にも言及した。
13日の試合で、七回1死で三ゴロを放った際、走塁中に負傷し、途中交代となった宮崎。田中守備兼三塁ベースコーチに背負われて、ベンチに戻ることとなり、その後、「右下肢のつり」と発表されたが、スタッフが「ちょっと右足のほうを気にしてましたね」と話すと、高木氏は「つって、硬直したっていうだけだったらファイナルステージは間に合うかもわからないけども、やっぱ筋肉系のケガだったら間に合わない」と指摘。
また、チームの今後についても「東と宮崎を失うことがあれば、エースと大黒柱を失うということで、ファイナルは非常に苦しい戦いになるかなという。もう本当に打って打って打ちまくるしかない。そういう形になる」と持論を述べていた。
なお、16日の試合で宮崎はスタメンに名を連ねている。
【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。