高津監督の“構想外”…?ヤクルト、戦力外候補となりそうな6人。来季の契約…

プロ野球 最新情報(最新ニュース)

 熾烈な争いが繰り広げられるプロ野球の世界では、十分な結果を残すことができなければ、必然的に厳しい立場となる。そんな中、2024年もレギュラーシーズンが終了。来季の契約にも注目が集まる時期となった。そこで今回は、今オフの戦力外通告が懸念される東京ヤクルトスワローズの選手を紹介したい。

 

今シーズンのセ・リーグはDAZNで生中継!
月額1270円お得に観るなら[PR]
 

嘉弥真新也

・投打:左投左打
・身長/体重:172cm/72kg
・生年月日:1989年11月23日
・経歴:八重山農林高 - ビッグ開発ベースボールクラブ - JX-ENEOS
・ドラフト:2011年ドラフト5位
 
 昨オフに戦力外通告を受け、今季から東京ヤクルトスワローズに加わった嘉弥真新也。新天地で復活が期待されたが、厳しい結果となった。
 
 2011年ドラフト5位で福岡ソフトバンクホークスに入団。プロ2年目の2013年には40試合に登板し、ブルペン陣の一角を担った。
 

 
 2018年には67試合に登板し、2勝1敗25ホールド、防御率2.45とフル回転の活躍。6年連続で50試合以上に登板するなど、“左キラー”としてチームに不可欠な存在となった。
 
 しかし、2023年は23試合登板、防御率5.25と低迷し、同年オフに戦力外通告。2024年からヤクルトに活躍の場を移した。
 
 今季のオープン戦では、7試合無失点とアピールに成功。開幕一軍入りを勝ち取ったが、レギュラーシーズンでは不安定な投球が続いた。
 
 一軍ではわずか9試合の登板で防御率14.54と不本意な結果に終わり、9月30日に2年連続となる戦力外通告を受けた。34歳とベテランに差し掛かっているだけに、苦しい状況に陥っている。






太田賢吾

・投打:右投左打
・身長/体重:186cm/87kg
・生年月日:1997年1月19日
・経歴:川越工
・ドラフト:2014年ドラフト8位
 
 今季はシーズンの大半をファームで過ごした太田賢吾。現在は一塁や外野をメインにこなしているが、ポジションがない状況だ。
 
 川越工から2014年ドラフト8位で北海道日本ハムファイターズに入団。高卒4年目の2018年には54試合に出場したが、レギュラー奪取には至らず。同年オフに交換トレードで東京ヤクルトスワローズに加入した。
 

 
 移籍初年度の2019年は「1番・三塁」のポジションを掴み、自己最多の90試合出場、打率.251、3本塁打、27打点をマーク。
 
 しかし同年は、13失策を記録するなど守備面で多くの課題を残した。さらに翌2020年は出番が激減。
 
 2021年以降は外野に挑戦し、出場機会を模索しているが、昨季も20試合の一軍出場で打率.195に終わった。
 
 今季はスタメン起用される試合もあったが、継続した活躍ができず、18試合の出場にとどまった。27歳と中堅と呼ばれる年齢に差し掛かっているだけに、厳しい立場となっている。






北村拓己

・投打:右投右打
・身長/体重:181cm/90kg
・生年月日:1995年8月29日
・経歴:星稜高 – 亜細亜大
・ドラフト:2017年ドラフト4位
 
 昨オフの現役ドラフトで東京ヤクルトスワローズに加入した北村拓己。移籍初年度は目立った活躍ができず、やや苦しい立場となっている。
 
 2017年ドラフト4位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーに一軍デビューを飾った。
 

 
 その後、プロ3年目の2020年には、右打ちの内野手として貴重な戦力に。同年は自己最多となる57試合に出場した。
 
 さらに翌年は、53試合の出場で打率.250、キャリアハイの4本塁打をマーク。持ち味の長打力とユーティリティー性を発揮し、前年を上回る存在感を示した。
 
 しかし、2022年以降は出場機会が減少。翌2023年は27試合出場で打率.205、本塁打ゼロに終わると、オフに行われた現役ドラフトでヤクルトへの移籍が決まった。
 
 移籍1年目の今季は、オープン戦から結果を残し、開幕から長らく一軍に帯同。しかし、48試合出場、打率.125、1本塁打と期待に応える結果には至らず。9月6日に登録抹消となり、以降は再昇格を果たせなかった。
 
 来季で30歳という年齢も踏まえると、厳しい状況だといえるだろう。






宮川哲

・投打:右投右打
・身長/体重:177cm/86kg
・生年月日:1995年10月10日
・経歴:東海大山形高 - 上武大 - 東芝
・ドラフト:2019年ドラフト1位
 
 昨オフに交換トレードで東京ヤクルトスワローズに加わった宮川哲。移籍初年度は、一軍の戦力になることができなかった。
 
 東芝から2019年ドラフト1位で埼玉西武ライオンズに入団。ルーキーイヤーから一軍に定着し、49試合登板、2勝1敗13ホールド、防御率3.83とまずまずの数字を残した。
 

 
 翌年は数字を落としたが、2022年は45試合の登板で防御率2.59の好成績をマークした。
 
 しかし、先発に転向した昨季は、一軍では4試合の登板で1勝2敗、防御率7.16と結果を残せず。
 
 一方、二軍では6勝2敗、防御率2.45と安定した投球を見せ、イースタン・リーグの最優秀防御率を獲得。同年オフに元山飛優との交換トレードでヤクルトに移籍した。
 
 今季は再びリリーフに回り、春先に4試合に登板したが、防御率6.75と振るわず。4月下旬からはファーム調整が続き、二軍でも38試合の登板で防御率4.42と目立った成績を残せなかった。
 
 一軍での実績はあるだけに、ヤクルトでもその実力を発揮したいところだ。






三ツ俣大樹

・投打:右投右打
・身長/体重:178cm/88kg
・生年月日:1992年5月11日
・経歴:修徳高
・ドラフト:2010年ドラフト2位
 
 移籍2年目の今季は二軍暮らしが続き、一軍出場がなかった三ツ俣大樹。プロ野球人生の正念場を迎えようとしている。
 
 修徳高から2010年ドラフト2位でオリックス・バファローズに入団。高卒2年目の2012年に一軍デビューを果たしたが、一軍定着には至らず。2014年7月に中日ドラゴンズにトレード移籍となった。
 

 
 中日でもなかなか出場機会を得られずにいたが、2021年には自己最多の58試合に出場して打率.222、1本塁打、13犠打といぶし銀の活躍。
 
 翌2022年も58試合に出場したが、同年オフにまさかの戦力外通告。12球団合同トライアウトを経て、東京ヤクルトスワローズに移籍した。
 
 移籍初年度の昨季は、シーズンの大半を一軍で過ごしたが、わずか18試合の出場にとどまった。
 
 今季は、ファームで出塁率.394と選球眼こそ光ったが、79試合出場で打率.213、1本塁打、10打点と寂しい数字に。戦力外通告期間となった9月30日に、自身2度目となる戦力外通告を受けた。







柴田大地

・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/94kg
・生年月日:1997年11月7日
・経歴:日体荏原高 - 日本体育大 - 日本通運
・ドラフト:2021年ドラフト3位
 
 社会人から入団3年目を迎えていた柴田大地だが、今季もファームが主戦場となった。
 
 日本通運時代に最速156キロの速球派右腕として注目を集めた柴田。2021年ドラフト3位で東京ヤクルトスワローズに入団した。
 

 
 ルーキーイヤーに一軍デビューを果たすも、登板は1試合のみ。翌2023年は二軍で40試合に登板するも、防御率5.59と目立つ数字を残せず。一軍昇格がないままシーズンを終えた。
 
 今季は開幕からファームでアピールを見せ、春先に一軍へ昇格したが、5月5日の中日戦で2回1安打2四球1失点と不安定な内容に。翌日に一軍登録を抹消された。
 
 二軍では40試合の登板で2勝1敗、防御率2.17と結果を残したものの、同戦以降は一軍での出場はなかった。
 
 ここまでのキャリアで、一軍登板はわずか2試合。戦力になれていない状況が続いており、正念場を迎えようとしている。



 



 

 
【了】