メガネブランドZoffは10月10日、レンズ以外を全てラバーで成型した新商品「Galileo(ガリレオ)」を発売しました。金属を一切使用せず、全てのパーツがラバーのみという驚きのメガネをひと足早く見せてもらったので紹介します。

  • Zoffが10月10日に発売した「Galileo(ガリレオ)」

■Zoffが新たに提案するのは"レンズ以外全てラバー素材"のメガネ

この度Zoffが開発した新製品・Galileoは、冒頭にも記載した通り金属を一切使用せず、ラバー素材のみで作られたメガネです。

ラバーと聞くとカジュアル寄りなビジュアルをイメージしますが、スクエア・ボストン・ウェリントンといったシンプルな形状がスタイリッシュで、正面から見ると素材感はプラスチックフレームのメガネに近い印象です。

角度を変えて上から見てみると、Galileoが従来のメガネとは異なる独特な形状 & ラバー素材で全体が一体型となった特徴的なフォルムであることがよくわかりました。

なぜZoffはこのようなメガネを開発したのか? 広報の野澤さんに話を聞くと、Galileoに込められたZoffの想いを知ることができました。

■「メガネによる行動制限を解消したい」という想いで3年かけて開発

さかのぼること数年前、Zoffは"子どもがメガネを使用するシーン"に着眼したといいます。繊細なアイテムの扱いに不慣れな子どもたちにとってメガネの扱いは難しく、走ったりボール遊びをしたり大人よりもアクティブに動き回るシーンも多い彼らにとってメガネを壊さずに着用することは容易ではありません。

メガネを着用する子どもに"メガネを壊さないよう気を付けて遊ぶこと"が強いられている現状を課題と捉えたZoffは、「メガネが子どもたちの行動を制限している状況を解決し、自由に使えるメガネを作りたい」と考え、これがGalieo開発のきっかけとなりました。

  • 画像はイメージ / PIXTA

しかし外部の衝撃に負けない安全性、メガネとしての形状を保つ強度、さらに着用時に欠かせない快適な付け心地、これら全てを適えたメガネの開発は一筋縄ではいかず、完成に要した期間は約3年間。試行錯誤を重ねた結果、部位ごとに硬度の異なるラバー & 衝撃を和らげる特殊構造を採用することで、子どもから大人までメガネによる行動の制限から解放されるGalileoが完成しました。

リムの上部分やテンプル部分に施された"抜き穴"が、外部からの衝撃を和らげる緩衝材として機能するので、例えばボールが当たったり子ども同士でぶつかってしまった場合にも壊れにくくなっています。

また、メガネを壊してしまう原因として意外に多い「着用したまま寝てしまった」というシーンでも、この特殊構造であればそうそう壊れることはなさそうです。

  • 機能性として採用された抜き穴。下を向いた際にちらっと見える斜めのラインはデザインとしてもアクセントになっている

レンズを除き全てがラバー素材なので柔らかく、一般的なメガネでは考えられないほどの柔軟性を備えています。

実際に筆者も着用させてもらったところ、見た目は想像以上にスタイリッシュで洗練された印象になりました。かけた時の肌あたりも柔らかでフィット感が高く、かけ心地の良さも文句なし。自分用はもちろんのこと、紫外線対策でサングラスを着用するようになった小学生の息子にも購入したくなりました。

■子ども向けから大人向けまで、全12種のラインナップ

GalileoはKIDS用にスクエアとボストンの2型、大人用にスクエアとウェリントンの2型、それぞれ3色ずつ全12種のラインナップ(※)です。従来品同様レンズのカスタマイズも可能なので、カラーレンズや調光レンズなど好みのレンズでアレンジもできますよ。

※大人用のスクエアはMENとして、ウェリントンはUNISEXとして展開

KIDS スクエア ZA241014(1万1,100円)

KIDS ボストン ZA241015(1万1,100円)

MEN スクエア ZA241049(1万3,300円)

UNISEX ウェリントン ZA241050(1万3,300円)

Galileoの形状に合わせて作られた専用ケースも付いているので、持ち運ぶ際や自宅での収納時にも安心です。

  • Galileoを専用ケースに収納した様子

Zoffが手がけた最新メガネ・Galileoは、10月10日よりZoff 全店舗(アウトレットを除く)、Zoff 公式オンラインストアで販売となります。従来のメガネとは異なるGalileoの素材感やかけ心地をぜひ店頭で試してみてください。