イカロス出版は、鉄道車両の精密イラストで知られる第一人者・江口昭男氏が描く、鉄道車両の「顔」にこだわった『電車の顔図鑑』シリーズの第6弾、旅鉄BOOKS PLUS 008『電車の顔図鑑 6 - 関西大手私鉄の鉄道車両』(A5版・160ページ、2,200円)を10月9日に発売した。

  • 『電車の顔図鑑 6』の表紙に近鉄8A系、阪急電鉄2300系、名鉄7000系「パノラマカー」が登場

『電車の顔図鑑』シリーズは、2017年に天夢人から第1巻を刊行。第5巻まで続き、各巻が重版や改訂を重ねる人気シリーズとなっている。2024年4月、天夢人は同じインプレスグループのイカロス出版と合併。同シリーズもイカロス出版から刊行されることに。移行後初となる第6巻『電車の顔図鑑 6』が発売される。

シリーズ6巻目は「関西大手私鉄の鉄道車両」編とし、中部・関西・九州の大手私鉄7社(名古屋鉄道、近畿日本鉄道、南海電気鉄道、京阪電気鉄道、阪急電鉄、阪神電気鉄道、西日本鉄道)を対象に、鉄道車両の「顔」を描いた。

  • 近鉄の章に新型一般車両8A系も掲載

  • 名鉄といえば赤がメインカラーだが、過去のカラーも掲載。時代の変化を楽しめる

表紙には、10月7日にデビューした近鉄の新型一般車両8A系、7月21日にデビューした阪急電鉄の新型特急車両2300系、「パノラマカー」の愛称で知られた名鉄の7000系(2009年に引退)が登場。各社とも現役車両だけでなく、戦後直後の車両から最新車両まで取り上げ、「1/80、1/45、1/150の鉄道模型スケール」でイラストを描き、「塗色変更や改造による変化」「車両の大きさの違いや同じ形式の時代差、似た前面の違い」など、細部まで丁寧に描き分けているという。

「鉄道愛好家、とりわけ私鉄ファンや鉄道模型ファンはもちろん、漢字が読めない小さなお子さままでも、カラフルなイラストを楽しめる1冊」になっている。