お笑いコンビの爆笑問題がねずみの姿でコントを繰り広げる『爆チュー問題』が、25周年を迎えた。これを記念して、明石家さんま、ナインティナイン、菊池桃子らがゲスト出演する『爆チュー問題 25チュー年 おめでとう&ありがとうスペシャル』が、6日17時からフジテレビの動画配信サービス・FODで配信される。
そこで、このほど行われた収録後に、爆笑問題の2人にインタビュー。テレビをめぐる環境が変化しても四半世紀にわたりコント番組を続けられる喜びや感謝などを語ってくれた――。
「フジテレビは“早くやめろ”って思ってる(笑)」
天才ねずみ“おおたぴかり”(太田光)と普通のねずみ“たなチュー”(田中裕二)が、人間の世界から拾ってきたモノやわからない言葉について、デタラメな解釈をしたり、ねずみの仲間たちと大暴れする『爆チュー問題』。1999年に地上波の子ども番組『ポンキッキーズ』の1コーナーとしてスタートし、CS放送での独立番組を経て、現在はFODで不定期に新作が配信されている。
太田は「テレビの状況が変わってる中で、地上波からいろんなところに発信場所が変わってるけど、我々がやりたいと言い続けた中でスタッフが守ってくれて、こうして何とか25周年を迎えられたと思います。フジテレビは“早くやめろ”って思ってるんだろうけど(笑)、守ってきてもらえたのはありがたいです」と、“太田節”で感謝。
ビートたけしの「鬼瓦権造」や島崎俊郎さんの「アダモステ」のようにキャラクターだけが生き続けるケースは多々あるが、コント番組として25年続けられたことに、田中は「なかなかないですよね」と驚き、太田は「我々がやってる番組では、もう一番長寿ですから」と胸を張る。
最大のライバルは「だんご3兄弟」だった
この25年を振り返り、田中は「やっぱり最初と比べると体力的な変化とかはあるんだろうけど、今回、第1回の映像を見たら、基本は変わってないんです。それは、このねずみの姿が大きいと思います」といい、太田は「年齢不詳になるんですよ」と解説する。
また、コントで歌唱する「でたらめな歌」は99年にCDリリースされたが、太田は「あの時は最大のライバルが『だんご3兄弟』だったんですね。でも、作った人は同じ佐藤雅彦さん(クリエイティブディレクター)で、参ったななんて話をしてました」と回想。
「だんご3兄弟」は当時、社会現象にもなるヒットだった一方、「でたらめな歌」は25年にわたり愛される楽曲に。太田が「あっちはボロボロになったから(笑)」と毒づくと、田中は「ボロボロにはなってないから(笑)」と即座にツッコんでいた。