長崎県の南東部島原半島の東端に位置する、温暖な気候で水と緑に恵まれた島原市(しまばらし)。徳川時代、松平七万石の城下町として栄えた名残で、現在も「島原城」を囲むお堀と点在する武家屋敷が古き面影を漂わせている、政治・経済・文化の中核的役割を担うまちです。

西には「眉山(びざん)」、その奥には1990年に噴火した雲仙普賢岳の溶岩ドーム「平成新山」、東には「有明海」を望む風光明媚な城下町で、古くから「水の都」とも呼ばれており、「日本名水百選」や「水の郷」にも指定されています。

市内の湧水ポイントは約70カ所で、まち全体の湧水量はなんと1日に約20万トンにも達するのだとか! この豊富な自然に与えられた水資源は、生活用水にも利用されており、市内の水道水は天然地下水100%のミネラルウォーターそのものなのだそう。

また、まちを走る島原鉄道には“日本一海に近い駅”の一つとして注目を集める「大三東(おおみさき)駅」があり、ホームの目の前に広がる有明海は絶景です。

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になったイベントやふるさと納税返礼品を紹介していきます。

今回は、ブルーインパルス展示飛行イベント「ブルーインパルス、島原上空を舞う」の詳細や、まちの特産物を用いたふるさと納税返礼品について調べてみました!

島原市が年間を通して開催している島原城築城400年記念事業「島原城築城400年 繋げ未来へ! 」の一つ、ブルーインパルス展示飛行イベント「ブルーインパルス、島原上空を舞う」。普段なかなか見ることができないブルーインパルスの上空飛行を間近で見ることができるイベントとは、一体どのようなものなのでしょうか。

島原市のイベント「ブルーインパルス展示飛行イベント『ブルーインパルス、島原上空を舞う』」について

・イベント名:ブルーインパルス展示飛行イベント「ブルーインパルス、島原上空を舞う」
・開催日時:2024年10月20日(日)
・開催場所:島原市
・アクセス:長崎空港から車で約1時間半、熊本港からフェリーで30分
・参加費:無料

島原城築城400年記念事業「島原城築城400年 繋げ未来へ! 」では、島原城築城400年を記念して、まち全体で盛り上がるようなさまざまなイベントを年間を通して開催しています。「さまざまなイベントを通して、島原城や城下町の歴史、文化を知っていただき、島原のファンを増やしたい」という島原市の想いが詰まっています。

その中の一つ、ブルーインパルス展示飛行イベント「ブルーインパルス、島原上空を舞う」では、航空自衛隊第4航空団第11飛行隊「ブルーインパルス」による展示飛行が実現!

島原半島の中央部にある雲仙普賢岳は、噴火を繰り返す活火山として有名です。島原城は、1990年の噴火災害の際、災害派遣隊指揮所が4年半にわたり設置された場所でした。

自衛隊は、被災者救助と火山観測を行い、その成果を関係機関や地元住民へ24時間リアルタイムで情報提供したことで、民心の安定と復旧作業の進展および火山研究に大きく貢献しました。これをきっかけに、島原市と自衛隊は緊密な関係を築いているそうです。

航空自衛隊の航空祭や国民的な大きな行事などで華麗なアクロバット飛行を披露する専門のチーム「ブルーインパルス」が、まちと自衛隊との関係のもと、島原城築城400年記念事業を盛り上げるために島原の空を鮮やかに彩るイベントです。

10月12日~13日には「島原城大手門市」「しまばら江戸まつり」も開催され、物産品やキッチンカーなどの出店や、ダンス、楽器演奏、漫才、マジック、大道芸などのステージイベントも楽しめます。また、歴史を感じられるパレードやコスプレイベントも行われる予定とのことです。

その他にも10月3日には、噴火災害からの早期復興を祈願して観光活性化事業の一環として行われるようになった花火大会「第30回島原温泉ガマダス花火大会」も開催。約4,000発の花火を打ち上げるなど、島原城築城400年を記念したイベントが続々と行われています。

自治体からのメッセージ

  • 島原城


島原城は、松倉豊後守重政公が元和4年から7年の歳月を費やして築いた近世城郭で、周囲は総長5,320mという大規模な矢狭間(やざま)塀を巡らせ、江戸時代初期の完成段階の石垣構築技術と廊下橋や鏡石群など桃山期の築城観を併せ持つ壮麗な城郭でありました。その後、「島原・天草一揆」で実戦を経験し、「島原大変」の眉山大崩壊と津波という歴史的大事変に遭いながらも、島原藩の藩庁として250年間機能し、島原は島原半島の政治・経済・文化の中心となりました。
明治6年の「存城廃城令」により民間に払い下げられ、明治9年までに惜しくも天守・櫓(やぐら)が解体されましたが、昭和39年に天守閣が復元され、島原城は、島原市民の誇りとなっています。
島原のランドマークである島原城の築城400年。市全体で盛り上げようとお楽しみいただけるイベントをたくさん企画しております。どこに旅行に行こうか悩んでいる方は、ぜひ今年は島原市へお越しいただき、築城400年イベントを一緒に楽しんでいただきたいです。

島原市で人気のふるさと納税返礼品について

島原市では、多種多様な島原産ブランド野菜をはじめ、ITI(国際味覚審査機構)で「極めて優秀」とされる三ツ星を獲得した「島原和牛」など、肥沃な大地の恩恵を受けた豊かな農業地帯でつくられる農畜産物も豊富です。また「水の都」の名の通り豊かな湧水を活用した「手延べそうめん」が一年間を通して作られています。

多彩な特産物は島原市のふるさと納税返礼品としても人気の品です。今回は中でも注目したい、「まち自慢の野菜や果物を味わえる特産品のセット」と「手延べそうめん」を紹介します。

野菜・フルーツ・卵 旬のおまかせセット

・提供事業者:農事組合法人『舞岳の里』生産組合
・内容量:野菜・果物 14~16品目、鶏卵 6玉
・寄附金額:1万円

島原半島は長崎県の農業生産額の40%を占めており、「1億人の胃袋」と呼ばれるほど農業が盛んで、中でも島原市はトップクラスの農作地帯なのだそう。温暖な気候と肥沃な土で栽培した朝採れ新鮮野菜とフルーツ、純天然飼料「地養素」で育成した鶏卵のセットです。ボリュームもたっぷりな内容量で、四季を感じる旬の味覚と、甘みが濃くコクがあるのが特徴の「地養卵」を存分に味わえます。

本場の味を堪能する 島原の手延べ素麺(木箱・54束入)

・提供事業者:株式会社 山一
・内容量:54束
・寄附金額:1万4,000円

まちの伝統的な手延べの技を使ってつくられた「手延べそうめん」です。しっかりとしたコシがあり、茹で伸びしにくいのが特徴。五島灘の海水が原料の「磯塩」を使用し、旨みをたっぷり味わえます。高級感のある木箱に入って届くので湿気を気にせず保管でき、贈り物にもおすすめとのこと。


今回は長崎県島原市のイベント「ブルーインパルス展示飛行イベント『ブルーインパルス、島原上空を舞う』 」や、人気のふるさと納税返礼品を紹介しました。島原城築城400年記念事業「島原城築城400年 繋げ未来へ! 」は、家族みんなでまちを存分に満喫できるイベントばかりですね。年間を通してイベントが開催されているそうなので、気になる方は一度チェックしてみてください。