南海電気鉄道は27日、難波駅2階中央改札口 改札内コンコースにおいて、開設以来初というリニューアル工事(第1期)を10月1日から開始すると発表した。大阪・関西万博開催前の2025年3月頃に第1期工事の完了を予定している。
同社最大のターミナルである難波駅は、難波エリアのまちづくり方針として掲げる「グレーターなんばビジョン」における最重要拠点であり、乗降する利用者数は1日平均21万7,969人(2023年度実績)に及ぶ。
第1期工事としてリニューアルする2階中央改札口(南海本線側)は、難波駅のメインエントランスのひとつ。1977年の開設以来、使用されている化粧レンガや床タイルを撤去し、ゆるやかな曲線をデザインした柱や白色ベースで床・壁を統一。明るく近未来的な空間に改修する。
利用者数の少なかったエリアに新たに椅子を設け、改札口周辺における混雑の分散も図るとのこと。来年3月まで第1期工事を行った後、引き続き、第2期工事として高野線側のリニューアルも計画している。