ハルメク 生きかた上手研究所は9月17日、「お金に関する意識・実態調査」の結果を発表した。調査は6月7日~10日、20~79歳の男女1,200名(性年代均等割付)を対象にWEBアンケート方式にて行われた。
まず、金融資産を教えてもらったところ、全体では平均1,452万円。20代では男女ともに600万円程度、30代になると1,000万円超に。最も高いのは60代(男性2,388万円、女性2,138万円)で、男女ともに2,000万円を超えた。
また、3年前と比べてどう変化したかを聞くと、「増えた」が16%、「変わらない」が54%。「減った」と回答した人の割合は全体では29%だったが、70代では4割近くが「減った」(39%)と回答。金融資産が増えた理由としては、「収入の増加」や「貯蓄総額の増加」などが多く、20~30代では「収入増加」が圧倒的に多い一方で、60代では「配当や金利収入」が3割を超えた。
次に、自分のために1か月に使える平均金額を聞いたところ、全体では平均3.3万円という結果に。最も高いのは男性60代で4.5万円、最も低いのは女性40代で2.4万円。男女差が最も多かったのは60代(男性4.5万円、女性2.7万円)で、1.8万円の性差が明らかに。
一方、お金の使い方について満足度を調べたところ、最も高いのは女性70代で49%、最も低いのは女性40代で26%と、1か月に使えるお金の少なさと連動しているよう。なお、全体では36%だった。
続いて、投資の実施状況を聞いたところ、41%が「現在投資をしている」と回答。性年代別では、男性30代(51.0%)と男性60代(50.0%)で高く約半数を占める結果に。
現在投資をしている人に今後の意向を聞くと、9割が「額を増やしたい」(34%)あるいは「額を維持・継続したい」(56%)と回答したが、女性70代では「額を減らしたい」「やめたい、売却したい」が3割を超えた。