巨人が広島に快勝。鬼門のマツダスタジアムで3連勝を飾り、混戦のセ・リーグでアタマひとつ抜け出した。
巨人は昨日の大逆転の勢いそのままに、3回・広島先発の床田寛樹から4安打を集め3点を先制。巨人先発の戸郷翔征もランナーを出しながらも6回まで無失点でゲームを作ると、8回にバルドナードが作った8回2死一・二塁のピンチに阿部監督は抑え・大勢の投入を決断。末包昇大をピッチャーゴロに抑えると、9回に丸佳浩の2ランで5点差に開きながらも、そのまま回またぎで大勢がゲームを締めた。
8回から登板し、さらに今季初の回またぎで25セーブ目を挙げた大勢に関し、12日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説として出演した平松政次氏は「横浜戦で1点負けてても9回に使ったんですから。だからあの辺からかなり、勝って優勝しようという気持ちがね前面に出てますよ。今日なんかもそうですよ」と阿部監督の心の内を推測。
もう一人の解説者の仁志敏久氏は「やっぱり阿部監督が悔いを残したくないんだろうなっていうシーンがここだと思うんです。1番切り札として使うのはやっぱ大勢。この次の回で丸がホームラン打って、9回裏5対0ですよね。もうピッチャー変えるかなと思ったんですけど続投だったので、これもやっぱりピッチャーを変えて打たれたら後悔するから、変えないという選択だったと思うんですよ」と阿部采配を分析した。
阿部監督の気持ちに応えた大勢。勝負どころで結果を出せる守護神の存在は、他球団にとって脅威だろう。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』