11日に放送されるフジテレビ系ドラマ『新宿野戦病院』(毎週水曜22:00~)最終話のエンドロールに、主題歌を担当するサザンオールスターズが出演することが10日、明らかになった。

  • 『新宿野戦病院』キャストとサザンオールスターズ

サザンオールスターズの主題歌「恋のブギウギナイト」は、サザン節満載のディスコ×EDMサウンドが、毎話エンドロールでドラマを彩ってきた。ドラマだけでなく、楽曲のミュージックビデオにはダブル主演の小池栄子と仲野太賀が軽快なステップとともに特別出演していた。

エンドロールの収録では、ドラマキャスト18人とサザンオールスターズメンバー5人、さらにサポートミュージシャン2人とセクシーダンサー6人が加わり、総勢31人が参加。ドラマ本編のクランクアップとともににぎやかに全編の撮影が締めくくられた。

フジテレビ湾岸スタジオのセットにサザンオールスターズが登場し、イントロが流れるやいなや、キャスト一同「キタキタキター!」「やばーい!!」と一気にテンションが上昇し、本番撮影に突入した。

エンドロールでは劇中において、ヨウコ(小池)や享(仲野)ら“まごころ”の医師たちが互いに語り、じゃれ合い、そして多くの困難を乗り越えてきた聖まごころ病院の憩いの場でもある詰所や処置室がミラーボールの光降り注ぐダンスホールへと転換。サザンオールスターズの演奏とともにキャスト陣全員によるダンスショーが幕開けとなる。キャストたちの楽曲に合わせたお茶目なカット割りやヨウコと享のアドリブ演技、出演者それぞれのアクションにも注目だ。

この撮影は、フジテレビ音楽班が担当。そして本編エンドロールの直後に放送される『週刊ナイナイミュージック』(毎週水曜23:00~)では、ドラマのエンドロールとは異なるテイクかつフルバージョンでおくるサザンオールスターズ×『新宿野戦病院』の「恋のブギウギナイト」スペシャル・ムービーも放送される。

加えて、最終回ではフジテレビの情報番組『Mr.サンデー』(毎週日曜22:00~)とドラマがタイアップし、ヨウコが番組の司会・宮根誠司と中継をつなぎ、日本国民へ物申すシーンが描かれる。

同日に迎えたクランクアップでは、主要キャストそろい踏みで拍手とともに花吹雪とともに盛大にスタッフから「オールアップです!」の声がスタジオ中に鳴り響き、出演者を代表して小池と仲野から制作陣、共演者たちへ感謝の言葉が述べられた。

仲野は、拳と花束を高らかに掲げ、「最後にこうして皆様と顔を合わせて感謝を直接伝えることができてよかったです! 本当にお疲れ様でした。新宿野戦病院の名にふさわしいくらい激しく駆け抜けた撮影でしたが、感謝でいっぱいです」と周囲を見渡し全体へ感謝を伝え、「宮藤官九郎さん脚本のドラマで主演を務めさせていただけたことは俳優人生において、ひとつの夢であり宝物です」と語った。

そして、小池は「本当に、本当に素敵なチームに恵まれたなと強く思っています。英語も岡山弁も大変でしたが、チームに支えられ、みなさまと一緒に素晴らしい景色をたくさん見させていただきました。また、ヨウコ・ニシ・フリーマンと出会えて、彼女に強さを教えてもらい、そして“まごころ”のみんなみたいにどんな人にも分け隔てなく接する人間になりたいなと学ばせていただきました」と役柄を通して作品を振り返り、「もんげぇ~楽しかったです!」と慣れた岡山弁でスタジオ一同を和ませた。最後には、「続編をお願いします。もっと日本語が下手くそになって返ってきます!」と涙を浮かべながら、小池らしい満面の笑顔でオールアップを締めくくった。

【編集部MEMO】
河毛俊作監督は「やっぱりちゃんとエンディング映像があるべきだと思いますね。そこに流れる昔の新宿の映像はどうしてもやりたくて、プロデュース部が頑張ってくれて、配信も含めて権利的に使えるものを探してもらいました。さっきも言ったように、新宿のカルチャーの変遷をそこで表現したかったんです」と、こだわりを語っている。

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