産業医科大学病院が脳神経外科に「赤ちゃんの頭のかたち外来」を開設。ジャパン・メディカル・カンパニーが開発製造する、赤ちゃんの頭のかたちを矯正するためのヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」を用いた頭蓋矯正治療を開始した。

  • 産業医科大学病院「赤ちゃんの頭のかたち外来」

赤ちゃんの頭のかたち(ゆがみ)に対する治療等についての社会的関心が高まる中、北九州地域医療の中核を担う産業医科大学病院に「赤ちゃんの頭のかたち外来」が開設され、頭のかたちに関する診察とヘルメット治療を受けられるようになった。

診療にはヘルメット治療をサポートするために必要な技能を身に着けたジャパン・メディカル・カンパニーの専門スタッフが参画し、医師とともに、赤ちゃんおよび家族に寄り添ったオーダーメイドのサービスを提供していく。

同院では、毎診察時に医師が赤ちゃんの頭蓋の成長発達およびヘルメット治療の矯正状況を確認するとともに、赤ちゃんの成長に合わせてヘルメットを調整するため、ヘルメットのインナークッションを交換する。1人ひとりの赤ちゃんに合わせたインナークッションの調整と交換は、ヘルメット作製時だけではなく、治療の間も実施される。

  • ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)」

ヘルメット「Qurum Fit(クルムフィット)/Qurum(クルム)」は、脳神経外科、小児科、新生児科、小児外科、形成外科の医師とともに、開発検討委員会を組成し、共同開発した。

最先端の3Dプリンターによる日本製ヘルメットで、高い通気性でムレにくく、ヘルメットだけでなくクッション自体も水洗いができる。メカニズムからデザインまで、赤ちゃんに必要なことをカタチにしたという。