女優の天海祐希が主演を務める、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』(12月13日公開)の予告編が5日に公開され、主題歌アーティストが明らかになった。

映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』

映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』主題歌は水曜日のカンパネラ

この度、水曜日のカンパネラが主題歌アーティストに決定。水曜日のカンパネラは、2013 年からコムアイを主演歌唱とする3人組音楽ユニットとして始動、コムアイ(主演)、ケンモチヒデフミ(音楽)、Dir.F(その他)の 3人で活動開始し、2015年に「ヤフオク!」のテレビCMソング「ツイッギー」を含むアルバム「ジパング」をリリースし、音楽誌の年間ベストアルバムに選出されるなど大きな話題を呼んだ。

そして2021年、コムアイに替わり二代目として主演/歌唱担当に詩羽(うたは)が加入し、新体制での活動をスタート。翌年2022年リリースの「エジソン」のMVが、SNSを中心に大きな話題となり再生回数は5,000万回、ストリーミング累積再生回数は1億回突破という大ヒットを記録している。2023年には2nd EP「RABBIT STAR ★」をリリース。テレビ・ラジオ・CMなどあらゆる媒体で引っ張りだことなる中、今年3月に新体制後初となる日本武道館での単独公演を開催。個性あふれる音楽スタイルと斬新なパフォーマンスが聞く人を魅了し、破竹の勢いで快進撃を続けている。主題歌「願いはぎょうさん」は、今作の世界観をイメージして書き下ろした新曲。思わずリズムに乗ってしまう、中毒性の高い主題歌が、今作をより一層盛り上げる。

主題歌&新キャストの本編映像をたっぷり使用した予告映像も公開された。教室で初々しい姿を見せる新米教師・小太郎(大橋和也)の周りでは、何やら皆、悩みを抱えている様子。小太郎の大学の後輩・相田陽子(伊原六花)はファッション雑誌の編集者にも関わらずお洒落に疎く、小太郎の妹・まどか(平澤宏々路)は美大を目指しながらも絵に自信が持てなくなってしまう。願いが叶う駄菓子屋「銭天堂」に辿り着き、“ヤマ缶詰”、“もてもてもち”など、気になる駄菓子の登場にワクワクしたのも束の間、「たたりめ堂」店主・よどみ(上白石萌音)が邪気にまみれた笑みでお客を待ち構ええる。“楽して簡単に願いを叶えるやり方”には必ず報いがあるようで、よどみの良からぬ企みが引き起こす不穏な展開の映像とは相反するように、主題歌「願いはぎょうさん」が金の招き猫と共に軽快なリズムを奏でていく。山本未來や、渡邊圭祐など、新たなキャストも登場している。

また、「あなたが選んだ駄菓子は、幸せを呼ぶのか、不幸を招くのか?」というコピーさながらに、本作が織りなす“光と闇”の二面性を現した本ポスターも完成。「銭天堂」店主の紅子(天海祐希)を中心に据え、明るく煌めく左側には、まぶしい笑顔の小太郎と陽子の姿が。2人の周りには、キラキラと輝く「銭天堂」の駄菓子が散りばめられ、その中には物語のカギとなる重要なものも。一方でダークな空気を醸し出す右側では、「たたりめ堂」店主・よどみが不敵な笑みを浮かべている。

水曜日のカンパネラ/詩羽 コメント

この度は、映画『ふしぎ駄菓子屋 銭天堂』の主題歌を水曜日のカンパネラが担当させていただきますが、このような素晴らしい作品とご一緒できるのを本当に嬉しく思っています。

主題歌の「願いはぎょうさん」という楽曲は、作品のストーリーに寄り添いながら、映画を見終わった後に、みんながポジティブな気持ちになれたら…という願いを込めて、プロデューサーであるケンモチヒデフミが制作し、そして想いをこめて歌いました。

この映画を観て、「願いはぎょうさん」を聴いて、少しでも前向きな気持ちになってもらえたら嬉しいです。

今安玲子プロデューサー コメント

癖になるテンポと口ずさみたくなる歌詞で独特の世界観を紡ぐ水曜日のカンパネラさんと「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」の世界の融合はどんな音楽になるのか期待で胸がいっぱいでした。
「人に話せない 願い事や出来心 心の弱さをどこで打ち明けようか」、そして「正直に生きて行け」。
ケンモチヒデフミさんが書き下ろしてくださった楽曲は、願いや悩みを持つ人の心に寄り添い、気がつくと、私たちの背中を押してくれるようなところまで連れて行ってくれる素敵な曲です。 「願いはぎょうさん」、詩羽さんの力強い歌声とともに、みなさんも是非、エンドロールで口ずさんでいただけたら嬉しいです。

【編集部MEMO】
「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズは、作・廣嶋玲子、絵・jyajyaによる児童小説。老若男女、幸運な人だけが辿り着ける、不思議な駄菓子屋“銭天堂”を舞台に、願いが叶う「ふしぎ駄菓子」を買った人々の顛末が描かれる。2013年に小説刊行がはじまると、子供たちのあいだで瞬く間に人気を博し、2024年4月からはシリーズ新章もスタート。2020年にはテレビアニメ・アニメ映画化、2022年には第三回「小学生がえらぶ!“こどもの本”総選挙」第1位を獲得した。また、アジア諸国を皮切りに翻訳出版されており、累計発行部数850万部を突破している。

(C)2024映画「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」製作委員会