TBS系日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』(毎週日曜21:00~)の第9話(9月8日放送)に、繁野結衣役の堀越麗禾と結衣の母親・麻美役の蘭寿とむが再び登場することが1日、発表された。
『ブラックペアン シーズン2』は、2018年4月期に二宮和也主演で放送された日曜劇場『ブラックペアン』の続編。シーズン1から6年後の物語となる今作で二宮は、シーズン1で演じた渡海征司郎ではなく、人も金をももてあそぶ悪魔な世界的天才外科医・天城雪彦を演じている。
第2話で繁野麻美を演じた蘭寿とむと、繁野結衣を演じた堀越麗禾が第9話に再び登場。心臓に疾患を抱えた結衣の祖父・繁野隆道(誠直也)が天城のダイレクト・アナストモーシスを受けるため、結衣がシャンス・サンプルで勝負した。その結果、結衣が勝利し手術は成功。祖父が退院する際、結衣は天城から「たまには神に聞くといい」とコインを渡されるが「要りません。自分で頑張ります」と気丈に答え、東城大を後にしていた。
しかし、第9話では結衣の左冠動脈主幹部に瘤が見つかり東城大に入院することになる。さらに、天城のダイレクト・アナストモーシスでの手術が必要な状態だが……。
■今夜放送の第8話では天城をめぐり怒涛の展開が繰り広げられる
第7話では、全日本医学会会長選の佐伯(内野聖陽)のプレゼンテーションで天城(二宮和也)が執刀する公開手術を行った東城大。しかし、天城がダイレクト・アナストモーシスを行った途端、冠動脈の分岐部から大量出血してしまう。予想以上に癒着がひどく、2カ所同時にダイレクト・アナストモーシスをしないと患者は助からないと言う天城。ライバルである維新大・菅井(段田安則)の助けを得て、エルカノ・ダーウィンを佐伯が操作し、天城と一緒に2か所同時にダイレクト・アナストモーシスを行うという華麗な公開手術を行った。佐伯は全日本医学会会長の座を手に入れ、さらに、東城大に戻ると病院長選への再出馬と、世代交代を掲げたかつてない病院改革を表明する。
今夜放送の第8話では、佐伯の改革に納得がいかない副病院長の江尻(大黒摩季)が病院長選へ立候補する。その後ろ盾として桜宮市医師会会長の真行寺(石坂浩二)の姿が。真行寺は佐伯の恩師だが、5年前のある出来事を機に仲たがいをしている。一方、天城は自身と彼の家族に関する秘められた事実を明らかにするため、その5年前の出来事を密かに探っていたのだった。
そんな中、厚生労働省の富沢(福澤朗)が天城を訪ねてくる。富沢は、患者に法外な治療費を要求する医師がトップとなる新病院「スリジエハートセンター」に許認可を出すのは問題があると言い、その言葉を聞いた天城はあっさりとセンター長を辞任する。
さらに天城は、仮眠室に置かれていた渡海征司郎(二宮和也)の残された私物を漁る。その中にあったある写真を見つめ・・・。
同じ頃、佐伯のもとに渡海から電話が掛かってくる。そして、佐伯と天城は翌日のカンファレンスに姿を現さず、行方がわからなくなるのだった・・・。そんな中、「緊急」と書かれた天城宛の郵便物が届く。中に入っていたのは心エコーと造影CTの写真で、緊急のオペを要する状態だった。この患者の正体とは? 天城をめぐり怒涛の展開を迎える第8話。ついに渡海が世良の前に現れる。
【編集部MEMO】
原作は、海堂尊氏の小説『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』(講談社文庫)。“バブル3部作”と呼ばれる『ブラックペアン』シリーズの『ブラックペアン1988』『ブレイズメス1990』『スリジエセンター1991』は累計発行部数160万部を突破しており、ファンから熱烈な支持を受けている。
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