国内最大級のフランス料理イベント「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2024」が9月20日から10月14日まで開催される。フランス料理を身近に楽しんでもらうことを目的とした本イベントでは、全国500店以上のフレンチレストランで、和食材を取り入れたコースを楽しむことができる。

  • 五十嵐氏・ザーム氏と共に『ダイナースクラブ フランス レストランウィーク』をPR

    「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2024」発表会には森泉さんも登場

2024年の料理テーマは「スペシャリテ」

「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」はこれまで14年連続で開催されており、期間中はダイナースクラブ会員でなくともイベント特別価格でコース料理が楽しめる。

参加レストランで提供される料理のテーマは「スペシャリテ」。フレンチレストランでは「スペシャリテ」と呼ばれる、シェフが得意とする一皿を看板メニューに掲げることが多く、その内容はフレンチの伝統料理から、シェフお気に入りの食材や地元の名産品をフランス料理のテクニックでアレンジした個性的な料理までさまざま。そんなスペシャリテを特別価格で楽しめるのが「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク」の魅力だ。

発表会では、ダイナースクラブを運営する三井住友トラストクラブ代表取締役社長の五十嵐幸司氏が登壇し、「今年はパリオリンピックが大変盛り上がりまして、"フランス"というキーワードが非常に目立つ年ではないでしょううか。ダイナースクラブ フランス レストランウィークはおかげさまで14回目を迎えました。みなさまにフランス料理を楽しんでいただければ大変光栄に思います」と挨拶した。

  • 三井住友トラストクラブ株式会社代表取締役社長の五十嵐氏

    三井住友トラストクラブ代表取締役社長の五十嵐幸司氏

続いて登壇した事務局長のジャン・フィリップ・ザーム氏は「2011年に日本のフレンチレストランを支援するため、フランス レストランウィークを立ち上げました。2025年には、15周年を迎えます。多くのサプライズイベントを用意しておりますので来年もご期待ください」と話し、さらに在日フランス大使館経済公使のラファエル・ケール氏も「フランスにとって日本は特別な国であり、フランスの食材や製品は非常に高く評価されています」とコメントした。

  • ジャン・フィリップ・ザーム氏とジャン・フィリップ・ザーム氏

    ダイナースクラブ フランス レストランウィーク事務局長のジャン・フィリップ・ザーム氏と在日フランス大使館経済公使のジャン・フィリップ・ザーム氏

さらに参加レストランのひとつであるロワゾー・ドゥ・フランスのエグゼクティブシェフ、ブランシュ・ロワゾー氏は「私たちはフランス料理の豊かさを皆様と共有し、日本の食文化にも深く触れたいと思っております。このイベントは、フランス料理の普及において非常に大きな重要な役割を果たしていますし、全国でフランス料理を手頃な価格で楽しんでいただける貴重な機会です」とアピールした。

  • ブランシュ・ロワゾー氏

    ロワゾー・ドゥ・フランスのエグゼクティブシェフ、ブランシュ・ロワゾー氏

旬のフォーカスシェフの「スペシャリテ」は?

続いて、「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2024」が注目する旬なシェフ7名が登場。それぞれの「スペシャリテ」について使用している食材やこだわりについて語った。

  • 7名のフォーカスシェフ

    「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2024」7名のフォーカスシェフ

東京都の「Maison Marunouchi (メゾン マルノウチ)」シェフのラウル・サヴィ氏のスペシャリテは「鹿のパテアンクルート ブーダンノワール」と「フォアグラ マスタードマヨネーズ」。4品からなる贅沢なコースでは、カナッペ、前菜、メイン、そしてデザートをお好みで選ぶことができる。肉や魚を余すところなく活用し、野菜も根から新芽の先まで使うことを大切にしてるのが魅力だ。

  • 鹿のパテアンクルート ブーダンノワール

    「鹿のパテアンクルート ブーダンノワール」

北海道の「Table de reveur (ターブル ド レヴール)」シェフの伊藤有輝氏のスペシャリテは「道南 昆布締めユクのロティ グランヴヌールソース」。ユクとはアイヌ語でシカを意味し、一つのコースを食べ終えた際に、道南の食材の良さを伝え、熱いものは熱々で冷たいものは冷たく五感で楽しめるようなコースとなっている。

  • 道南 昆布締めユクのロティ グランヴヌールソース

    「道南 昆布締めユクのロティ グランヴヌールソース」

福井県の「LULL(ラル)」シェフの高橋勇斗氏のスペシャリテは「福井甘海老と鴨のタルタル」。福井県は海と山が隣接することから、「サーフ&ターフ(海と大地を一皿で)」をテーマとしている。福井の甘海老は甘味が強く、その味わいを存分に生かしたスペシャリテだ。

  • 福井甘海老と鴨のタルタル

    「福井甘海老と鴨のタルタル」

兵庫県の「神戸北野テラス」シェフの山口優貴氏のスペシャリテは「カニサラダ」。蟹は日本料理のイメージが強いが、自身が積み重ねてきた知識と経験とフランス料理のテクニックを駆使。和食材でありながらフランス料理を感じることができる。

  • カニサラダ

    「カニサラダ」

東京都「naturam (ナチュラム)」シェフの杉浦和哉氏のスペシャリテは「万吉どん玉葱のムースと白烏賊、マッシュルーム」。メインのタマネギ「万吉どん」は単体でも主役になれるが、他の食材と合わせても相乗効果のある魅力的な食材。ローストすると煮詰めたように甘みが凝縮され、驚きの美味しさとなる。

青森県の「レストラン カシー」シェフの草野晋輔氏のスペシャリテは「塩谷魚店の鮮魚を使用した『レストランカシ―の“ブイヤベース”』・藤崎町産のりんごを使用した『温かい“りんごのタルト・フィーヌ“』・はやし農園産のカシスを使用した『カシスバター』」。地元青森県の食材をふんだんに使用し旬の食材を取り入れている。

  • レストランカシ―の“ブイヤベース”

    「レストランカシ―の"ブイヤベース"」

沖縄県「MOSS OKINAWA(モス オキナワ)」シェフの中村寿之氏のスペシャリテは「Bouillon de légume 薬膳×琉球」。和食材に加え、沖縄食材を薬膳の観点から選定し、「フレンチ×薬膳×琉球」がコンセプトの独創的なメニューが魅力だ。

  • Bouillon de légume 薬膳×琉球

    「Bouillon de légume 薬膳×琉球」

フランスの社交界にもデビューした森泉さん登場

会の終盤にはスペシャルゲストとしてモデルでタレントの森泉さんが登場。森泉さんといえば祖母はファッションデザイナーの森英恵さんであり、2008年にはフランスの社交界にもデビューしている。

  • 華やかなワンピース姿の森泉さん

    「華やかなワンピース姿の森泉さん」

フランス レストランウィークでは様々なシチュエーションに合わせお店を探すことができるが、「普段レストランに行く時は子どもと一緒がオッケーなお店がそうじゃないか事前に知りたいからとても良いですね」と興味津々の様子。

  • 森泉さん

    森泉さん

「どうしてもいつも同じレストランばかりに行ってしまうので、フランス レストランウィークのようなイベントを通じて新しいお店を開拓したい」と期待を寄せた。

  • 名前入りのオリジナルコックコートがサプライズでプレゼントされると「名前が入っている!」と大喜び

    名前入りのオリジナルコックコートがサプライズでプレゼントされると「名前が入っている!」と大喜び

  •  代表シェフ15名とともに

    代表シェフ15名とともに