サブリナ・カーペンター、失恋で「打ちのめされた経験」をアルバムで歌う

サブリナ・カーペンター(Sabrina Carpenter)が、ニューアルバム『Short n Sweet』を8月23日にリリースした。6月7日に発表したシングル「Please Please Please」に続く、約2カ月ぶりのリリースとなり、自身6枚目のアルバムとなる。

「このアルバムには自己発見だけでなく、失恋や心の痛みを乗り越える過程が描かれています。ユーモアや、健全な批判も含まれていますが、失恋して長い間打ちのめされた切ない感情も歌っています」と現地時間22日、Apple Music 1のZane Loweに語った。

ニューアルバムには、「Taste」「Good Graces」「Coincidence」など計12曲が収録されている。また、13曲目の「Needless to Say」を、レコード盤のみの特別限定版で聴くことができる。

彼女は6月に米Rolling Stone誌に対し、「このアルバムには、自分の最も正直な気持ちを綴った歌詞が含まれています」と語った。サブリナ・カーペンターは自分の人生経験を音楽で語ることについて、「私が犯した過ちの中から、今後の人生の指針となるようなものを見つけてほしい。だって、私が自分の人生を正直に語れば語るほど、ファンのみんなは『あんなことがあったけど、気にしなくていいんだ。世界が終わるわけじゃないんだし』と思えるような気がするから」と語った。

サブリナ・カーペンターはソングライターのエイミー・アレンらと共に、「Please Please Please」「Lie to Girls」「Slim Pickins」「Sharpest Tools」をプロデュースしたジャック・アントノフを楽曲制作チームに迎えた。2人は数年前にニューヨークのコメディクラブの外で出会い、カーペンターは「ずっと彼と一緒に仕事をしたいと思っていました」と語っている。

サブリナ・カーペンターは4月に「Espresso」をリリースしてから数日後に、米音楽フェスティバルのコーチェラでパフォーマンスを行なった。さらにラテンアメリカで行なわれたテイラースウィフトの『The Eras Tour』でオープニングアクトを務めたことから、より多くのファンを獲得した。

カーペンターは、新アルバム『Short n Sweet』を掲げて9月下旬から北米ツアーを行うことを明らかにしている。自身6枚目のアルバムとなる『Short n' Sweet』は、2022年の『Emails I Cant Send』、2019年の『Singular: Act II』、2018年の『Singular: Act I』、2016年の『Evolution』、2015年の『Eyes Wide Open』に続く作品。しかし、彼女はこのアルバムが「本格的なアルバム」としては自身2作目であり、『Emails I Cant Send』の「ホットなお姉さん」的な存在だと米Variety誌に語っている。

from Rolling Stone US