日本最高峰の富士山の北側に位置する山梨県富士河口湖町(ふじかわぐちこまち)は、周辺を緑豊かな山々に囲まれ、青木ヶ原樹海に代表される森林と原野が広がるまち。都心から車で90分の場所にあり、河口湖美術館や河口湖ステラシアターなどの文化・観光施設のほか、富士山と湖が眺望できる温泉郷、旅館、ホテルなどの宿泊施設も充実しています。

そんな富士河口湖町では、ふるさと納税の寄附金を「子ども支援事業」「まちづくり支援事業」「環境保全支援事業」「スポーツ・文化振興支援事業」「産業活性化支援事業」「その他目的達成のために町長が必要と認める事業」の6つの使途に充てています。今回はその中から「スポーツ・文化振興支援事業」の「トライアスロン大会開催事業」という使い道について紹介!

本稿では、マイナビふるさと納税担当者が注目する寄附金の使い道について紹介していきます。

富士河口湖町のふるさと納税の使い道「トライアスロン大会開催事業」について

  • トライアスロン大会全景

・対象年度:令和5年度
・対象使途:スポーツ・文化振興支援
・対象事業:トライアスロン大会開催事業
・その事業に費やした総費用:800万円(町負担分)
・総費用のうち寄附金活用額:530万円

同町が東京オリンピック・パラリンピックにおいて、フランストライアスロンチームの事前合宿地となったことを契機とし、恵まれた豊かな自然とスポーツの融合、そして、更なるスポーツ振興と地域の活性化に寄与していくことを目指し関係団体とともに企画した「Mt.富士トライアスロン富士河口湖」。

この大会の開催における運営などの事業が、「トライアスロン大会開催事業」です。

トライアスロン大会を通じて、人々の健康増進と富士五湖周辺をはじめ山梨のスポーツ振興や観光振興、地域の活性化に寄与し、併せて世界文化遺産登録10周年を迎える自然豊かな富士山と、その周辺の環境保全への意識を高めることも目的としています。

  • スイム

  • 八木崎トランジション

  • ラン

本大会は競技団体登録者の参加を前提に積極的な競技振興のため、ファンアスリートにも参加しやすい大会であり、またフランス代表チームの事前合宿地となった機運を未来につなぎ、富士河口湖町および山梨県内のトライアスロンをはじめとするスポーツの発展に向け、地域と連携した大会を目指すことも目的としているそうです。

第2回を迎えた2023年大会は、富士河口湖町町制施行20周年の節目に加え、富士山世界文化遺産登録10周年を迎えた記念すべき大会となったのだとか!

「トライアスロン大会開催事業」の活動実績・効果

  • トライアスロン大会会場

大会運営スタッフ70名、競技団体テクニカルオフィシャル66名、警備員134名、ボランティアスタッフ266名、大会エントリー1151人、出場者974名という大勢の人たちが大会に参加し、個人部門で93.2%の完走率を達成したそうです。

自治体の想い

Mt.富士トライアスロン大会は、コロナウイルスの蔓延により疲弊した日本の皆さんに、富士の懐(ふところ)から元気と勇気を発信したいという思いと、大会を支える町民の皆さんが我が町に対しこれまで以上の愛着と誇りが持てるような大会になり、まちのシンボル的なスポーツ大会へと継続、発展してほしいとの思いからスタートしました。第2回大会には、全国から多くの参加者が集い、大会を支える地域スタッフも300名を越えております。全国に200以上あるトライアスロン大会で第4位の評価もいただいており、今後大いに期待をしているところです。
また、大会エントリーには、一般エントリーのほか宿泊付きエントリー、ふるさと納税エントリー枠も設定し、ふるさと納税エントリーでは80名の皆さまからご寄附いただきました。

自治体からのメッセージ

世界文化遺産となった富士山のふもとで、河口湖を泳ぐスイム、整備が行き届いた芝生広場の八木崎公園を拠点に、西湖周回のバイクコース、そして、富士山に続く河口湖大橋を走りぬけてゴールを目指します。会場や沿道からは、地域住民の大きな声援が出場者の皆さんを支えます。
今後も、本大会を通じ、多くのトライアスリートやご家族、ご友人、関係者の皆さんにまちの魅力を十分に感じていただき、新たな富士河口湖町ファンとなっていただけるような、まちづくりを進めてまいりたいと考えております。


今回は山梨県富士河口湖町のふるさと納税の使い道「トライアスロン大会開催事業」を紹介しました。スポーツ振興や観光振興、地域の活性化だけでなく、富士山やその周辺の環境保全にも繋がる取り組みでした。ふるさと納税エントリー枠もあるそうなので、取り組みに興味をもった方は一度チェックしてみてくださいね。