元プロ野球選手で野球解説者の宮本慎也氏が10日、YouTubeチャンネル『解体慎書【宮本慎也公式YouTubeチャンネル】』で公開された動画「【異常事態】坂本勇人ショート不在が招いた巨人野手に問題発生!! 阿部監督へ伝えたい『G主砲岡本の不振の原因は◯◯から…』」に出演。巨人・坂本勇人のショート復帰が現実的ではない理由を述べた。

坂本勇人

自身の経験も語る「めちゃくちゃ疲れます」

今季、故障・体調不良以外では入団1年目の2007年以来17年ぶりの2軍落ちも経験した坂本。1軍復帰後もスタメン落ちすることが多く、その一方でショートを誰にするのかという問題も浮上している。

この問題について、チャンネルスタッフが「やっぱり坂本が一番いいんじゃないかという声も上がっていますね」と、坂本ショート復帰待望論がファンの間で出つつあると話すと、宮本氏は「僕もサードに行って、何試合かショートを守ったことありますけど、めちゃくちゃ疲れます。一回離れちゃうと。結構しんどいです」と、ショートへの復帰は肉体的にかなり大変だと説明。

さらに、「坂本自身もそうだと思うんですけど、僕もショートが好きだったので『ショートを守ってくれるか?』と言われたら『はい!』って(言ってしまう)。嬉しいのは嬉しいんですよ」と続けながらも、「でも、それがもつかというと、僕はもうもたないと思います」と指摘した。

また、「(週に)2、3試合とかだったらいいと思いますよ」「1週間に6試合あって、2、3試合ショートをやって後は出なくていいってなれば、これはできると思いますけど」と話す一方で、「5、6試合出るとなると、『本当にサードって楽なんやな』ってのがわかるぐらいで、結構キツいと思います」と持論を述べていた。

【編集部MEMO】
セ・リーグの遊撃手として史上初の首位打者獲得、右打者として最年少となる31歳10カ月での通算2000本安打達成など、数々の記録を作る坂本勇人。2023年シーズン後半からは定位置のショートからサードにコンバート。2024年シーズンはサードに専念している。