女優の松たか子が主演を務める映画『1ST KISS ファーストキス』が、2025年2月7日に公開されることが、明らかになった。

  • 映画『1ST KISS ファーストキス』

同作は、『Mother』(10)、『Woman』(13)、『カルテット』(17)など数々の名作ドラマを生み出してきた脚本家・坂元裕二氏による最新オリジナル劇場映画。『コーヒーが冷めないうちに』(18)で映画監督デビューし、映画『わたしの幸せな結婚』(23)で興行収入27億円を超える大ヒットを記録した塚原あゆ子監督がメガホンを取り、坂元氏と初タッグを組む。

主演を務める松は、『ラストレター』(20)以来約5年ぶりの映画単独主演。脚本家・坂元氏とは、『カルテット』『大豆田とわ子と三人の元夫』でタッグを組み、坂元氏の世界観を映し出す重要な役割を果たしている。坂元氏が脚本を手掛ける映画出演は初、また塚原組へも初参加。今作では、事故で夫を亡くし、夫と出会う直前の日にタイムトラベルをする主人公・硯カンナ(すずり・かんな)を演じる。

また、硯カンナの夫・硯駈(すずり・かける)を演じるのは、SixTONESの松村北斗。連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』で視聴者を虜にし、第46回日本アカデミー賞で新人俳優賞(『ホリック xxxHOLiC』)と話題賞(俳優部門 『すずめの戸締まり』『ホリック xxxHOLiC』)を受賞するなど俳優としても非凡な才能を見せている。松村は坂元裕二作品および塚原組へは初参加。松とも今作が初共演となる。

コメントは以下の通り。

松たか子

坂元さんの脚本に出会うのは4回目ですが、映画は初めてで、坂元さんの、(やっぱりこれを言いたいな)という思いに少しだけ気付くことができたような気がします。パワフルだけど細やかな塚原監督とは初めてのお仕事でした。現場では常に支えて導いていただきました。松村北斗さんともはじめましてでしたが、揺れているようで、最後の最後は、場面のなかに「えいっ!」と飛び込むことのできる勇敢な人だなぁと思いました。彼のおかげでカンナとして居ることができました。感謝しています。そして、あんな人やこんな人も……。魅力的なキャスト・スタッフと過ごせて、要するにカンナは、私は、とっても幸せ者だったということです。是非、公開を楽しみにお待ちください。

松村北斗

坂元裕二さんの作品や書籍にどれほど影響を受けてきたのか分かりません。そんな坂元さんの脚本で塚原あゆ子さんが監督をされる作品に参加できることは人生の誇りです。あまりに素敵すぎる作品に怖気付きながらも、坂元さん作品の常連である松たか子さんのサポートのおかげで毎日ヘトヘトになるまで作品と向き合うことが出来ました。いつ見ても、いつ思い出しても素晴らしい素敵な物語です。公開を楽しみにしていてください

脚本・坂元裕二氏

一生の思い出になる映画を作りましょうと話し合って、はじまった作品です。お互いにちょっと飽きてしまった中年夫婦。その妻が時を越えて、若い頃の夫に恋をする物語です。それって浮気? それとも夫婦愛? 夫婦のお話なのにタイトルがファーストキスってどういうこと? そんな矛盾した感情にどきどきしながら観ていただけたらなと思って脚本を書きました。最高のキャストとお仕事出来る喜びと、塚原監督の無尽蔵のエネルギーとアイデアに出会って、自分自身完成した映画を観る日が楽しみで仕方ありません。今恋の真っ最中って人、恋は憧れって人、そんなこともあったねと遠い目になるって人にも、笑顔いっぱいで楽しんでいただける映画になると思います。どうか期待のハードルを最大まで上げてお待ちください!

塚原あゆ子監督

出会って、恋愛し、結婚して、家族になって。重ねていく時間には何が存在するのでしょう。いつか1人になった時、空いたソファーの半分に何が出来るのでしょうか。全ての人に深く刺さる、壮大で素晴らしい台本です。坂元裕二さんの優しい世界に生き生きと存在する松たか子さんと松村北斗さんを、どうぞ、お楽しみに。

(C)2025「1ST KISS」製作委員会

【編集部MEMO】
映画『1ST KISS ファーストキス』は、脚本家・坂元裕二氏による最新オリジナル劇場映画。結婚して15年目、事故で倦怠期で不仲だった夫・硯駈(松村北斗)を亡くした妻・硯カンナは、第二の人生を歩もうとしていた矢先、タイムトラベルする術を手に入れる。戻った過去には、出会う直前の夫の姿があり、若き日の夫を見て、もう一度夫と恋に落ちる。