アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本剛が主演を務める、映画『まる』(10月18日公開)の場面写真が12日、公開された。

  • 堂本剛

同作は監督・脚本を荻上直子監督が務めたオリジナル作。近年では音楽活動が中心となっていた堂本が、監督と企画プロデューサーから約2年間の熱烈オファーを受け、「自分が必要とされている役なら」と心を動かされ出演に至ったという。

映画『まる』堂本剛ら場面写真9枚公開

この度、本作より場面写真一挙公開。今回解禁された場面写真では、沢田(堂本剛)が現代美術家のアシスタントとして働く日常から、段々と○(まる)にとらわれていく様子が捉えられている。

自宅で飼う古代魚の様子を伺い、自転車で仕事場に向かい、現代美術家のアシスタントとして絵を描く沢田の日常。そうやって淡々と日々をやり過ごす沢田に、同じ職場で働く矢島(吉岡里帆)は、どこか遠慮しながらも何かを訴えかけるような鋭い目線を投げかけている。

そんな日常が一変し、「さわだ」の○が社会現象となっていくが、その正体を知らないアパートの隣人で売れない漫画家・横山(綾野剛)は自分と「同類」だと思い込んで沢田に近づいていく。居酒屋のカウンターに横並びで座る2人の関係性は、〇の影響で次第に変化していく。

腕を怪我しコンビニでアルバイトを始めた沢田とともに働くコンビニ店員・モー(森崎ウィン)が、横山と対峙する沢田を心配そうに見つめるカットや、野心的なギャラリーオーナー・若草萌子(小林聡美)が沢田を諭している様子、〇を突き付ける高校の同級生・吉村(おいでやす小田)など、沢田を取り巻く人々との関わりで物語が動き出す様子が明らかに。そして、広い屋上で様々な大きさ、色の○を描く沢田をとらえた1枚は、〇にとらわれた沢田の行き着く先が気になる写真となっている。

【編集部MEMO】
映画『まる』あらすじ
美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める。

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