俳優の役所広司が主演を務める、映画『八犬伝』(10月25日公開)の場面写真が8日に公開された。

  • 映画『八犬伝』

『八犬伝』作者・馬琴(役所広司)のドラマが描かれる【実】パートからは、馬琴とその家族や友人たちとの姿を写したカットが登場。『八犬伝』の構想を語って聞かせる馬琴や、友人として興味深そうに耳を傾ける人気絵師の北斎(内野聖陽)、医者を志しながら一番の理解者として父を支え、日々愚痴が絶えない母・お百(寺島しのぶ)に手を焼く馬琴の息子・宗伯(磯村勇斗)、そして失明という困難に見舞われた馬琴が、義理の娘・お路(黒木華)の手伝いを経て『八犬伝』を完成させようとする姿など実話を基に展開されるドラマに期待が高まる新カットが揃っている。

壮大なスケールで展開される『八犬伝』=【虚】パートからは、里見家を救うために集まった八犬士たちの新カットが登場。名刀「村雨」を携え戦いに挑む犬塚信乃(渡邊圭祐)、美しすぎる女装姿で暴君 扇谷定正(塩野瑛久)を狙う犬坂毛野(板垣李光人)、瓦屋根の上で白熱の決闘を繰り広げる信乃と犬飼現八(水上恒司)、八犬士の証である体の痣を見せ合い仲間であることを確信する信乃と犬川荘助(鈴木仁)、仲間を探しに連れ立って歩く信乃と現八と犬田小文吾(佳久創)など、新カットが続々。さらに犬村大角(松岡広大)、犬江親兵衛(藤岡真威人)、犬山道節(上杉柊平)ら、全員が集結した八犬士たちの戦いや友情にも期待が高まる写真となっている。

また、里見家にかけられた呪いを解くため八犬士を生み出す伏姫(土屋太鳳)、信乃に想いを寄せる浜路(河合優実)、強力な怨念で里見家を末代まで祟る八犬士最大の敵・玉梓(栗山千明)など、立場の異なるさまざまな美しき女性キャラクターたちの印象的なカットも公開された。

【編集部MEMO】
映画『八犬伝』は日本ファンタジー小説の原点『南総里見八犬伝』をもとにした、山田風太郎氏の小説『八犬伝 上・下』(角川文庫刊)の実写化作。里見家にかけられた呪いを解くため、運命に引き寄せられる若き8人の剣士たちの戦いをダイナミックに描く《虚》パートと、180話に及ぶ物語を悩み苦しみながら28年もの歳月をかけて書き上げた作家 滝沢馬琴の創作の真髄、そこで生まれた奇跡の実話を描いた《実》パートがシンクロする物語となる。

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