元プロ野球選手で野球解説者の高木豊氏が3日、YouTubeチャンネル『高木 豊 Takagi Yutaka』で公開された動画「【月間総評】中日の試合を見て感じるけど…巨人“バント野球の方向転換が良い方向に?”阪神“桐敷は潰れないか?”DeNA本来は上位に居なければいけない!! その原因は? 楽天は四球さえ減れば…豊の視点で分析!」に出演。三浦大輔監督率いるDeNAの守備について語った。

三浦大輔監督

「やっぱり守備だよな」と指摘

動画公開日の3日終了時点でチーム打率は.253と他チームを引き離して1位、本塁打数もヤクルトと並んで1位の66本と、自慢の打線は今季も堅調のDeNAだが、一方で課題なのが守備。失策数は63個で2番目の多さ(最多は阪神の66個)と、もっとも少ない巨人の36個とは、大きな差となっていた。

そのDeNAについて、高木氏は「やっぱり守備だよな」と一言。森藤恵美に、7月のチーム失策数が阪神と同じ16だったことを告げられると「阪神とはちょっと違って、土のグラウンドじゃない分ね、ホームグラウンドが。人工芝をホームにしながら。ずっとそこでやったわけではないけども」「ちょっとエラーも多いし、やっぱり見えないエラー。記録に表れないエラーもたくさんあった」と、複数の観点から、守備のまずさを解説した。

さらに、「意思の統一だとか、選手個々の、守る考え方が違ったりとか」「そこら辺を統一感を持ちながら、守っていったりとか、打ちにいかないと、なかなかまとまったチームにはなっていかない」とも。そして、「まとまろうとはしているんだけど、感性が違うっていうかさ。その感性を整えていかないといけない」「そういう作業もあるだろうなとは思う」と具体的な改善点にも言及して、この話題を締めくくっていた。

【編集部MEMO】
横浜大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、日本ハムファイターズなどで活躍した高木豊氏。1985年、当時の監督である近藤貞雄さんの発案で、加藤博一さん、屋鋪要氏、高木氏というチームの俊足打者が1番、2番、3番と並ぶ「スーパーカートリオ」を結成したことでも知られる。現役引退後は、アテネオリンピック日本代表内野守備・走塁コーチや横浜DeNAベイスターズのヘッドコーチなどを務めた。YouTubeチャンネル『高木豊 Takagi Yutaka』では、野球界ニュースの解説やゲストを招いた対談動画が公開されており、ダルビッシュ有がゲストとして登場した動画「【遂に登場!!】ダルビッシュ有が見た『大谷翔平』と『佐々木朗希』の可能性とダルビッシュの“人間力”」は300万回を超える再生数を記録している。