決勝2ランを放ったテオスカー・ヘルナンデス

○ ドジャース 5-3 フィリーズ ●

<現地時間8月5日 ドジャー・スタジアム>

 ロサンゼルス・ドジャースがナ・リーグ最高勝率フィリーズとの3連戦に先勝。大谷翔平選手(30)は「1番・指名打者」でフル出場し、34号本塁打を放った。

 三男マックス君の看病のため離脱していたフレディ・フリーマンがこの試合から復帰。「3番・一塁手」で先発出場し、初回の第1打席に入る際には本拠地ファン、両軍の選手から拍手が送られた。

 試合は2点を追う3回裏、アンディ・パヘスの適時二塁打、大谷の右犠飛で同点に追いつくと、さらにテオスカー・ヘルナンデスの24号2ランも飛び出し、一挙4得点で逆転に成功。8回裏には大谷が3試合ぶりの34号ソロを放ち、フィリーズを突き放した。

 ドジャースは先発タイラー・グラスノーが先制を許しながらも6回3失点と試合を作り、チームトップタイの今季9勝目。7回以降はリリーフ3投手が無失点リレーで逃げ切り、前回対戦で3連敗を喫したフィリーズに逆転勝利。ナ・リーグ最多タイの今季66勝目を挙げた。

 この試合の大谷は3打数2安打、1本塁打、2打点、1盗塁の活躍を収め、今季成績は打率.309、34本塁打、OPS1.028に上昇。対フィリーズでは初となる本塁打を放ち、カージナルスを残して29球団を制覇。ナ・リーグ本塁打部門2位のオズナ(ブレーブス)との差を2本差に広げた。