お笑いコンビ・かまいたちの山内健司が、フジテレビ系オムニバスドラマ『ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル』(17日21:00~)で、初のドラマ単独主演を務める。

  • 山内健司

山内が主演を務めるエピソードは、『真夜中のチャイム』。実演販売士を生業とする中年男性が、引っ越してきたばかりのアパートで体験した恐怖の出来事を描く実録心霊ドラマで、山内は主人公の男性を体当たりで熱演する。

ある夏の日の夕方、実演販売士の宮内志郎(山内)は、住み始めたばかりのアパートの一室で、包丁の実演販売の練習をしていた。夜がふけ、いつの間にかうたた寝をしてしまった宮内は、チャイムの音で目が覚める。“ピンポーン…ピンポーン…”。まるで宮内のことを呼んでいるかのようにしつこく鳴り続けるチャイムにいぶかしさを感じながら、恐る恐るドアスコープをのぞき込む宮内。すると、ドアの前に黒い人影が立っているのが見える。「酔っ払いか?」…宮内がドアを開けると、その瞬間、チャイムの音はやみ、人影もいなくなっていた。

翌日、宮内は回覧板を届けようと、隣の部屋に住む向井幸代(ふせえり)を訪ねる。「昨夜は、チャイムがうるさかったですよね」と宮内が話しかけると、「私は何も聞こえなかったけど…」と幸代は言い、続けて「夜中は外に出ない方がいい」と忠告する――。

コメントは、以下の通り。

■山内健司

――『ほんとにあった怖い話』出演のオファーを受けたときの心境をお聞かせください。

「昔から見ていた番組に、自分が出演させていただけるということで、本当にうれしくて。お話を頂いた瞬間、“お願いします!”とお返事しました。25周年という節目での出演というのもうれしいですね。しかも他の出演者の方のお名前を聞いたら、めちゃめちゃちゃんとした方ばかりなので…ビビってます(笑)」

――ご自身が演じる役どころについて、印象は?

「今回僕が演じるのは、新しく引っ越してきた部屋で恐怖体験に巻き込まれる実演販売士、という役どころなんですけれども、実は以前、かまいたちのコントでも実演販売士を演じていたことがあって。おそらく、たまたまどこかでそのコントを見てくれたスタッフの方が、僕をこの役に抜てきしてくださったんじゃないかなと思っています(笑)」

――『真夜中のチャイム』の見どころは?

「イチ押しのシーンは、僕がドアの外をのぞく場面ですね。真夜中に部屋のチャイムが鳴って、ドアスコープをのぞき込むんですけど、そのシーンは本当に、めっちゃ怖いです。あと、のぞくときの演技も今日1日でだいぶ上達したと思うので、僕ののぞき具合にも注目してください(笑)」

――最近体験した“ゾクッとした話”を教えてください。

「僕と、相方の濱家(隆一)、チーフマネージャー、マネージャーの4人のLINEのグループトークがあるんですが、ある日の深夜2時頃、そのグループに突然、濱家から“俺、曲出したいんだけど”ってメッセージが届いたんです。つまり、アーティストとして楽曲をリリースしたい、と。僕は“えっ?”と思いながらも、返事はしないで寝てしまったんですね。で、翌朝7時くらいに目が覚めて、もう一度LINEを確認したら、“送信を取り消しました”ってなってて…。あれはだいぶゾクッとしました(笑)」

――放送を楽しみにしている視聴者の皆様へメッセージをお願いします。

「ホラーテイストなドラマは、もちろん出たことはありませんし、ドラマ自体、ほぼ初出演に近いのですが、今回は主演ということで、かなり全力でやらせていただきました。山内健司の全力ホラー演技を、ぜひご覧ください!」

■プロデュース・大野公紀氏(フジテレビ ドラマ制作センター)

「『ほん怖』25周年スペシャル第3弾の主演キャストは、かまいたちの山内健司さんです!連日各媒体で引っ張りだこの山内さんが、超多忙の中で『ほん怖』のドラマ出演を受けてくださいました。『真夜中のチャイム』は、深夜のアパートで起こる怪奇エピソードです。その誰の身にも起こりそうな身近な恐怖を山内さんが演じてくださったからこそ、魅力的なホラーエンターテインメントに仕上がっています!普段はなかなか見ることのできない、山内さんのシリアスなお芝居にもぜひ注目してください!」

【編集部MEMO】
『ほんとにあった怖い話 25周年スペシャル』ではほかにも、香取慎吾主演『視える!?』、森七菜主演『暗澹の部屋』などを放送する。

(C)フジテレビ