ピアソンは、「英語学習とキャリア」に関する調査結果を2024年7月25日に発表。調査は2023年10月4日〜26日の期間、英語を第二言語またはその他の追加言語とする各国1000人の英語話者を対象にインターネットにて実施した。今回は、日本で実施した調査の結果に焦点をあてる。

  • 個人の生活における英語の重要性

個人の生活における英語の重要性を尋ねると、「英語が重要だ」と回答した日本の平均は47%、世界の平均は79%だった。また、「今後の5年間で英語の重要性が増すと考える」との回答をみると、日本の平均は56%、世界の平均は81%との結果に。

  • 英語の上達により、仕事以外の生活面でも自信を高められた人の習熟度別割合

英語が上達すると仕事以外の生活面でも自信が高まる、と回答した割合をみると、平均は35%だった。習熟度別にみると「入門レベル」(22%)と比較して、「中級レベル」(45%)が20ポイント上回った。

  • 英語学習のモチベーションが、友人を増やすためと答えた人の習熟度別割合

英語学習のモチベーション要因を尋ねると、日本の調査対象者の47%が英語の映画やオンラインコンテンツを視聴できるよう英語を学習していると回答。次いで、もっと旅行するため(44%)と続いた。

「友人を増やす」ことを英語学習のモチベーションにしている割合をみると、年齢が上の世代では2割前後である一方、「Z世代」では37%と割合が高くなる傾向がみられた。

また、英語力は実際に友人の数に影響を与えるかどうかを質問すると、「そう思う」と回答した上級レベルの英語力を持つ人の割合は、英語力が低い回答者の16倍となった。