アイドルデュオ・KinKi Kidsの堂本剛が主演を務める、映画『まる』(10月18日公開)の本ビジュアル&本予告映像が1日、公開された。
同作は監督・脚本を荻上直子監督が務めたオリジナル作。近年では音楽活動が中心となっていた堂本が、監督と企画プロデューサーから約2年間の熱烈オファーを受け、「自分が必要とされている役なら」と心を動かされ出演に至ったという。
映画『まる』本ビジュアル&本予告映像
本ビジュアルは、堂本剛演じる沢田が段々と○(まる)にとらわれていくことを示唆するかのように、大きな○にすっぽりと納まる。その周りには、沢田のアパートの隣人で売れない漫画家・横山(綾野剛)、沢田と同じく現代美術家のアシスタントとして働く矢島(吉岡里帆)、コンビニ店員・モー(森崎ウィン)、野心的なギャラリーオーナー・若草萌子(小林聡美)らが“丸まった”姿でこちらを見据える。ティザービジュアルに引き続きデザイナー・大島依提亜が手掛け、今にもぐるぐる回り出しそうな不思議な浮遊感ただようビジュアルとなっている。
併せて解禁となった本予告は、主人公・沢田が雨の坂道で自転車事故に遭い、商売道具である右腕を怪我する場面から幕を開ける。絵を描けなくなった沢田は、モーのいるコンビニでアルバイトを始め、1匹の蟻に導かれるように○を描くと、突然訪ねてきた怪しげなアートディーラー・土屋(早乙女太一)から「一枚につき100万円ご用意させていただきます」と宣言される。
突然の出来事に困惑する沢田をよそに、「さわだ」の○は知らぬ間に拡散され、ついには社会現象に。突然誰もが知る存在となった「さわだ」は、段々と○にとらわれ始めていく。同時に「さわだ」の偽物まで大量発生。本作の不思議な魅力が目一杯詰まった内容となっている。
今回は主演の堂本が「.ENDRECHERI./堂本剛」として映画音楽を担当することも明らかに。「.ENDRECHERI.」と「堂本剛」のWネームで、初の映画音楽にチャレンジしている。
8月2日からは第1弾ムビチケカードの発売が決定。絵柄には沢田を正面から捉えたティザービジュアル(キャラクターVer.)が使用されている。前売り特典として、ムビチケオンライン限定で、ティザービジュアルを使用した【スマホ壁紙】のオリジナル特典が付いてくる。
映画の公開にあわせて、公式本「映画『まる』ビジュアルブック」(10月18日発売/集英社)の発売も決定。映画の名場面やオフショットがたっぷり掲載されており、堂本が作品についての想いをじっくり語った、約3万字に及ぶスーパーロングインタビューも収録されている。
【編集部MEMO】
映画『まる』あらすじ
美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた○(まる)を発端に、日常が○に浸食され始める。
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