キリンビバレッジは、猛暑における健康対策として、猛暑にまいってしまう人々をサポートするための新たな取り組みを開始。その第一弾として、熊谷駅ビル「アズ熊谷」にて、「免疫ケアで毎日を元気に 猛暑の5都市での新対策プロジェクト発表会」を開催した。

  • キリンビバレッジ マーケティング部 ブランド担当 ブランドマネージャーの松岡祥子氏(左)と高崎ターミナルビル アズ熊谷 店長の小室由美子氏(右)

発表会ではまず、キリンビバレッジ マーケティング部 ブランド担当 ブランドマネージャーの松岡祥子氏が登壇。「食から医にわたる領域で価値を創造し、世界のCSV先進企業となる」というキリングループのビジョンを紹介。今回のプロジェクトはこのビジョンに紐づくものになるという。

キリングループは、食領域だけでなく、医とヘルスサイエンス領域にもまたがって事業を展開。ヘルスサイエンス領域の規模の拡大を事業課題として取り組む中で、特に「免疫」が重要領域となっている。

免疫は、「あらゆる健康の根本になってくる」という松岡氏。ビールを製造、開発する中で培ってきた発酵とバイオテクノロジーを含め、35年以上も免疫研究を続けて生きたという背景を紹介する。

  • キリンビバレッジ マーケティング部 ブランド担当 ブランドマネージャーの松岡祥子氏

その中、世界で初めて、免疫の司令塔である「プラズマサイトイド樹状細胞」を活性化できる乳酸菌「プラズマ乳酸菌」を発表。多くの乳酸菌は一部の免疫細胞にしか働きかけることができないが、「プラズマ乳酸菌」は、それぞれの免疫細胞に指示・命令を行うプラズマサイトイド樹状細胞に働きかけることで、免疫細胞全体を活性化することができる。 そして、このプラズマ乳酸菌を発見したキリンが掲げる免疫ケアのビジョンが「免疫ケアを『国民の健康習慣』へ」。食事や睡眠、運動に加えて、免疫ケアを新たな健康習慣の主流にしていくという。

免疫機能の低下は、ストレスや疲れが原因となるイメージが強いが、夏の暑さも大きく影響。猛暑が続くと、免疫機能も低下しやすくなる。免疫機能の維持には、バランスの良い食事、適度な運動、睡眠といったところが重要となるが、「体の内側から免疫ケアで備えることも、夏の体調管理では重要」との見解を示した。

こういった背景から立ち上げられた「免疫ケアで毎日を元気に 猛暑の5都市での新対策プロジェクト」は、免疫ケアの習慣化促進を通じて、暑い街で働く人の夏の体調管理をサポートしていくというもの。本プロジェクトでは、“日本一暑い街”として知られる熊谷市(埼玉県)を皮切りに、歴代最高気温を記録したことがあり、暑さ対策にも力をいれている、浜松市(静岡県)、四万十市(高知県)、多治見市(岐阜県)、山形市(山形県)といった計5つの都市において、水分補給など従来の対策に加え、免疫ケアの習慣化を促進していくものとなっている。

本プロジェクトの活動期間は、熊谷市では7月16日から、ほか4都市では7月22日から8月31日まで。期間中、5都市の6団体に、「キリン おいしい免疫ケア」を各団体の関係者に1日1本サポートすることによって、免疫ケアの習慣化を促進することで、夏の体調管理をサポート。それによって、心も身体も健康な社会の実現を目指していく。

続いて、本プロジェクトにおけるサポート対象となる、高崎ターミナルビル アズ熊谷の店長である小室由美子氏と松岡氏によるトークセッションが実施された。

  • キリンビバレッジ 松岡氏とアズ熊谷 店長の小室由美子氏によるトークセッション

“日本一暑い街”として知られる熊谷は、気象庁のデータによると、昨年の6月から8月の期間で、最高気温が35度以上の猛暑日が35日計測されており、これは東京のおよそ1.5倍の大差となっている。その熊谷で働く小室店長は「日常生活の中でも仕事においても猛暑はすごく大きな影響があり、夏場は普通に生活しているだけでもすごく体力を使っている」と訴え、定期的な休憩やこまめな水分補給を心がけるほか、屋外での作業はできるだけ朝夕の涼しい時間帯に行うようにしているという。

一方、「都内でも強く影響を感じている」という松岡氏は、「お客様からも夏の体調管理に対する不安の声が多く、特に水分補給や塩分補給だけでは足りていなのではないかという声をたくさんいただいている」といった状況を説明した。

「アズ熊谷は、熊谷の玄関口で運営する駅ビルとして、お客様や地域の皆様に、様々な暑さ対策のイベントなどを行ってきた」という小室店長。今年は、来店者だけでなく、アズ熊谷で働くスタッフ900名のために何か対策ができないかと考えていたところに、「今回の取り組みに関するお話をいただいた」との経緯を説明する。

そして松岡氏は、免疫機能の維持のために、バランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠はもちろん、「体の内側から免疫ケアで備えることが夏の体調管理には大切になる」と強調。「今回の取り組みを通じて、免疫ケアの習慣化促進を行い、暑い街で働く皆様の夏の体調管理をサポートしていきたい」との意気込みを明かした。

  • アズ熊谷のスタッフを交えて行われた「キリン おいしい免疫ケア」贈呈式

これまで暑さ対策は行ってきたが、スタッフに対してはまだまだ不十分だったと振り返り、「スタッフ全員で『キリン おいしい免疫ケア』を飲みながら、夏の体調管理に取り組んでいきたい」との意欲を示す小室店長。松岡氏も「今年の夏は、水分補給や塩分補給だけでなく、『キリン おいしい免疫ケア』で身体を内側からサポートし、皆様の体調管理のお手伝いができれば」と、“日本一暑い街”である熊谷における猛暑対策へのサポートを約束した。