askenは7月11日、ポケモンがリリースした睡眠ゲーム「Pokémon Sleep(ポケモンスリープ)」と、世界トップレベルの睡眠研究所である「筑波大学国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)」と合同で、食事管理と睡眠の関係性に関する大調査を行った。その結果を発表する。

同調査は「Pokémon Sleep」を90日間以上継続利用し、並行して食事管理アプリ「あすけん」で一定以上の日数・条件で体重を記録した、約2,000人を対象に実施した。

  • 食事管理と睡眠の関係性に関する大調査

対象者の睡眠時間の変化について調べたところ、「あすけん」と「Pokémon Sleep」を併用した人は、睡眠時間が長くなったことが判明した。具体的には、「Pokémon Sleep」の利用開始日(0日目)から89日目までで総睡眠時間が平均約0.5時間増加した。

総睡眠時間とBMIの変化の関連性について調べたところ、「あすけん」で食事管理をしている人のうち、「Pokémon Sleep」により総睡眠時間が改善された人は、改善されなかった人と比べてBMIが大きく低下しており、ダイエット効果が約2倍であったことが判明。

要因として、睡眠が不足すると食欲関連ホルモン(例:グレリン、レプチン)のバランスや、エネルギー代謝等に影響することが科学的にすでに知られており、今回の調査でも睡眠時間の改善がダイエットの促進につながった可能性が考えられた。

  • 【総睡眠時間の改善有無によるBMI変化量グラフ】

赤:睡眠時間が改善した人の平均(89日目の値は-0.38 kg/m2) / 青:睡眠時間が改善しなかった人の平均 (89日目の値は-0.19 kg/m2)

※BMI -0.38 kg/m2 は、身長160cm の人にとって約1kgの体重減少を意味する。

【引用】岩上将夫,Jaehoon Seol,柳沢正史著、「Pokémon Sleep」開始後の睡眠の特徴の経時的変化および肥満度(BMI)との関連性、2024

今回の調査期間で入眠時間が改善された人は改善されなかった人に比べて、BMIの低下が大きく、ダイエット効果が2.2倍であったことが判明した。要因としては、上記と同じく、睡眠の改善がダイエットに貢献した可能性が考えられた。

  • 【入眠時間の改善有無によるBMI変化量グラフ】

赤:寝付きが改善した人の平均(89日目の値は-0.51 kg/m2) / 青:寝付きが改善しなかった人の平均(89日目の値は-0.23 kg/m2) ※-0.51 kg/m2 は、身長160cm の人にとって約1.3kgの体重減少を意味する。

【引用】岩上将夫,Jaehoon Seol,柳沢正史著、「Pokémon Sleep」開始後の睡眠の特徴の経時的変化および肥満度(BMI)との関連性、2024

(C)2024 asken Inc.

(C)2023 Pokémon. (C)1995-2023 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.
Developed by SELECT BUTTON inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。