お笑いコンビ・サンドウィッチマンの富澤たけしが、16日にスタートするテレビ朝日系ドラマ『南くんが恋人!?』(毎週火曜21:00~※初回拡大スペシャル)に出演することが明らかになった。

  • 前列:飯沼愛、後列左から:富澤たけし、木村佳乃、加賀まりこ=テレビ朝日提供

■“男女逆転”で描かれる『南くんが恋人!?』

1987年に刊行された内田春菊氏の人気漫画『南くんの恋人』。テレビ朝日では、1994年に高橋由美子&武田真治、2004年には深田恭子&二宮和也と二度にわたって連続ドラマ化してきたが、今回は、1994年版でも脚本を担当した岡田惠和氏の脚本で、「男女逆転バージョン」として映像化することに。これまでの作品で15cmの手のひらサイズになってきたのは女の子=ちよみ(飯沼)だったが、今作では南くん(FANTASTICS八木勇征)が手のひらサイズになって、ちよみの前に現れる。

富澤は、飯沼愛演じる主人公・堀切ちよみの実の父親を演じる。ちよみの母・楓(木村佳乃)と離婚する際、あまりのダメ亭主だったため、実の母である百合子(加賀まりこ)に家を追い出されていた“サンドウィッチマン似”のちよみの父。その後、百合子の養女となった楓は信太郎(武田真治)と再婚し、現在のちょっぴり複雑だけど仲の良い堀切家が出来上がったのだった。

富澤が出演するのは、まだちよみが幼い頃に楓と離婚し家を出ていく、という回想シーン。加賀、木村との共演とあって、「加賀さんの圧にやられそうで緊張していた」と明かしつつ、「でもいろいろ話しかけていただいて、楽しくできました」と撮影を振り返った。今作の、南くんが15cmの手のひらサイズになってしまう、というストーリーにちなみ、富澤に「もしも相方の伊達みきおが15cmの手のひらサイズになってしまったら?」と質問が。富澤はしばらく考えた後、「『帰れマンデー』とかでもポケットに入れて歩くことになるんですよね……」と想像し、「やだな(笑)。逆がいいですね」と拒否し、「漫才もマイクの位置とかに困っちゃうから、手のひらに乗せてやるしかないのかな……」と、思いを巡らせていた。

■富澤たけし コメント

最初に『南くんが恋人!?』のお話をいただいたときは「よっしゃー!」と思ったんです。主役だと思ったので(笑)。そしたら、“名もなきお父さん”の役でした。加賀まりこさん、木村佳乃さんとご一緒するシーンだったので、加賀さんの圧にやられそうで緊張していたんですけど、いろいろ話しかけていただいて楽しくできました。

“サンドウィッチマン似”の役ということで、役作りも必要かと考えたのですが……悩んだ末に適当にやりました(笑)。監督もOKを出してくれたので、大丈夫だったんだと思います! そんなにたくさん出てませんが……ぜひ楽しみにしていてください!

【編集部MEMO】第1話あらすじ
湘南の海にほど近い街――そこで暮らす堀切ちよみ(飯沼愛)は、今まさに高校生活最後のバスケットボール県大会予選に挑んでいた。母の楓(木村佳乃)、祖母の百合子(加賀まりこ)、血は繋がらないけれど父の信太郎(武田真治)、弟の拓真(番家天嵩)が見守る中、万年控え選手だったちよみについに出場機会が巡ってきたその時、ちよみの幼なじみであり、最愛の人、そしてバスケットボール界のスターでもある南浩之=南くん(八木勇征)が体育館に応援に駆けつける。残念ながら試合には負けてしまい、清々しさの中にも一抹の後悔を残すちよみ。そんなちよみに、南くんは慰めと励ましの言葉をかける。いつだって完璧な南くんに、ちよみは少しだけ不安な気持ちを抱くのだった。ほどなくして、南くんの大学バスケ部の試合が開催されることに。応援に行くというちよみと南くんは、試合後にある約束を交わす。そして迎えた試合当日。試合開始前に体育館を訪れたちよみは、南くんがバスケ部コーチの佐川美鈴(武田玲奈)と親しげに会話する様子を目にする。自分には入り込めない雰囲気を感じたちよみは、試合中もどこか疎外感を感じてしまう。複雑な気持ちのまま、約束通り、南くんとの待ち合わせ場所に向かったちよみだったが、なぜかいつまで待っても南くんは現れず……。