夏本番に向けて、いよいよ気温も高くなってきました。昨夏は、首元を冷やすクールネックリングやハンディファン(携帯用扇風機)が流行りましたね。

今年も使おうと思っている人も多いと思いますが、実は、ハンディファン使用時に、危うく大事故につながるケースがあるのだとか。

【携帯用扇風機の扱いにご留意を!】
だんだん暑くなる時期、ハンディファン等を使用する際は、以下の点に留意が必要です。
○周囲を確認した上で使用
○衝撃を与えない
○充電しながら使用可能かを確認
特に、こどもに手渡す際は、スイッチを切るなど気をつけて!
詳細は→
https://caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20240624/
(@caa_kodomoより引用)

消費者庁に寄せられた情報によると、「床に落とした後も使用していたら煙が出てきた」「満員電車に乗車中、近くの人のハンディファンに髪の毛が吸い込まれる形で引っ張られた」「1歳児がなめてしまい唇を切ってしまった」という報告が。どれも怖いですね。人混みで髪の毛が巻き込まれてしまう事故は、加害者にも被害者にもなり得る事例だけに、ゾッとします。

一歩間違えると、大きなケガや火災につながる可能性があるハンディファン。使用する際には、以下の点に留意してほしいとのこと。

携帯用扇風機を使用する際の留意点

周囲への気配りを忘れないようにしましょう。
特に人が集まる場所での使用は、周囲への配慮が必要です。例えば、後ろを確認せずに携帯用扇風機の風を首の後ろに当てるといったように、周囲を確認せず携帯用扇風機を振り回すと、気付かぬうちに、周囲の人の髪やひも等の付いた衣服等を巻き込む可能性があるため危険です。必ず周囲を確認してから使用しましょう。

衝撃を与えないようにしましょう。
リチウムイオンバッテリーが搭載された携帯用扇風機の場合、外部からの衝撃によってリチウムイオンバッテリーが凹むなどすると、内部ショートが生じ、発煙や発火につながるおそれがあります。使用時だけでなく、持ち運ぶ際にも、衝撃が加わらないように注意しましょう。 もし、強い衝撃を与えてしまった場合は、使用を中止して製造・輸入・販売事業者の修理窓口に相談しましょう。

充電しながら使用可能かを確認しましょう。
充電しながら使用することにより充電池が劣化し、発熱・破損のおそれがあるとする携帯用扇風機もあります。充電中に使用が可能な製品かどうかを取扱説明書などで確認しましょう。

他の人に渡すときは、スイッチを切ってから手渡しましょう。
羽根が回っている状態で手渡すと、場合によっては羽根ガードの中に指などが入り、けがをする可能性があります。特に皮膚が柔らかい未就学児の場合、羽根に巻き込まれると大きなけがにつながる可能性があるため、手渡す際にはファンの動きが止まったことを確認し、持たせる場合は、巻き込み防止ネットの活用を検討しましょう。また、思わぬ窒息を防ぐため、ネックストラップを外すことも検討しましょう。


夏の外出を快適にしてくれるハンディファン。大人も子どもも、正しい使い方とマナーを守って使用するように心がけたいですね。