第一スマート少額短期保険は6月26日、「チャレンジに関する実態調査」の結果を発表した。調査は2024年5月17日~5月20日、Z世代(15~27歳)332名、ミレニアル世代(28~43歳)334名、X世代(44歳~59歳)334名の合計1,000名を対象にインターネットで行われた。

全体の6割が「チャレンジしていきたい」と回答

全体(N=1,000)を対象に、「チャレンジに対する意識」を聞いたところ、62.0%がチャレンジすることに意欲的な傾向にあることがわかった。一方で、チャレンジしたくても一歩を踏み出せない人は83.6%にのぼり、その理由として「資金不足(46.7%)」、「時間の不足(42.5%)」、「モチベーションの欠如(38.1%)」が上位にあがった。

また「チャレンジするためにあると嬉しいサポート」では、上位から順に「金銭的支援(44.5%)」、「情報や知識の提供(30.8%)」、「メンタル的支援(25.7%)」が挙がり、新たな一歩を踏み出すためには「資金」と「時間」が必要であると感じている人が一定数いることが伺える。

  • 全世代における「チャレンジ意欲」に対する実態

Z世代は周囲へのチャレンジアピールに積極的

次いで、「チャレンジをする際の周囲へのアピールをするか」聞いたところ、チャレンジ行為や結果を「成功するまでは周りの人に伝えない(61.5%)」、「チャレンジする前はできるだけ隠す(60.6%)」と、全体ではチャレンジのアピールは消極的な結果になった。一方で、同結果を世代別でみると、「チャレンジする前から周りの人に伝える(Z世代:46.1%、ミレニアル世代:29.7%、X世代:26.4%)」、「周りには伝えないがSNSなどで投稿する(Z世代:39.4%、ミレニアル世代:22.5%、X世代:16.5%)」となり、Z世代が周囲へのチャレンジアピールに積極的な傾向にあることがわかった。

Z世代は「仕事・転職・副業」、ミレニアル・X世代は「スポーツ・運動」にチャンレンジ意欲高め

「チャレンジをしたい事柄」を尋ねたところ、Z世代は「仕事・転職・副業(15.8%)」、ミレニアル・X世代は「スポーツ・運動(ミレニアル世代13.5%、X世代14.5%)」が1位にあがった。

  • 各世代のチャレンジに対する実態

Z世代は、ミレニアル・X世代よりもチャレンジ精神がある?

次いで、「自分自身にチャレンジ精神があると感じるか」尋ねたところ、Z世代は50.6%、ミレニアル世代とX世代は同率で43.1%が「ある」と回答し、Z世代が最も「自身に対してチャレンジ精神を感じている」ことがわかった。

さらに、「チャレンジ精神における、自己認識と他世代からの評価や期待とのギャップ」について質問したところ、「ギャップを感じる(55.5%)」「ストレスを感じる(55.7%)」と、全体の半数以上が、自己認識と他者からの評価にギャップとストレスを感じている事が明らかになった。

また、ストレスを感じると回答した人を世代別にみると、Z世代:57.5%、ミレニアル世代:53.9%、X世代:55.6%となり、チャレンジ精神における他者からの評価においてはZ世代が最もストレスを抱えていることが明らかになった。

チャレンジ意欲は22歳がピークとなり、30代以降は減少傾向

「チャレンジ精神が高まった(または高まるであろう)年齢」を尋ねたところ、全世代の56%が「22歳」と回答した。30代以降はチャレンジ意欲が減少していく傾向になった。また「チャレンジと安定志向に対して、最も意欲が高かった(または高まるであろう)ピーク年齢」を尋ねたところ、Z世代は「チャレンジ:18歳、安定:60歳」、ミレニアル世代は、「チャレンジ:22歳、安定:60歳」と回答した。その一方で、X世代は自身の経験を踏まえて「チャレンジ:30歳、安定:40歳」と回答し、チャレンジ・安定意欲のピーク年齢は、Z世代とミレニアル世代のイメージとX世代の実経験に差が生じる結果となった。Z・ミレニアル世代がイメージする年齢よりも、チャレンジは「遅く」、安定志向は「早く」意欲のピークが訪れることがわかる。

  • 各世代のチャレンジのピーク年齢と安定のピーク年齢