アスマークは6月25日、「ラーメンに対する価格受容性調査」の結果を発表した。調査は2024年5月10日~5月12日、全国16歳~69歳の男女500人を対象にインターネットで行われた。

  • ラーメンに対する価格受容性調査

ラーメン喫食頻度、女性より男性のほうが高い

ラーメンの喫食頻度は、カップラーメン(自宅)、袋麺(自宅)、チェーン店(外食)、個人店(外食)の順に高く、外食より自宅での喫食頻度が高い。また、喫食頻度は女性より男性のほうが高いことがわかった。個人店(外食)とチェーン店(外食)での喫食頻度をみると、"男性20代以下"は他年代に比べて、月に2回以上利用している人が多い。

  • あなたは普段、「ラーメン」をどのくらいの頻度で召し上がっていますか。それぞれの場面について、召し上がる頻度をお知らせください

ラーメンで最も重視するポイントは?

食に関する価値観として、最も重視するポイントは「味」が圧倒的に高く62.0%でトップ。性別でみると、男性は女性よりやや「価格」を重視している。また、世帯年収が300万未満は、3割以上が「価格」を重視しており、「味」を重視している人は、半数程度にとどまる。一方で、世帯年収が500万を超えると「価格」を重視する人は1割程度となる。

  • 食に関する価値観として、重視するものをすべてお知らせください。またその中で最も重視するものを1つお知らせください

ラーメンの値上がり、どう感じる?

「ラーメン」が値上がりしたら、約7割が「ラーメン」を食べる頻度が減ると回答。男性は女性より値上がりしても今までと同じ頻度で食べると考えている人が多く、特に「男性40代」「男性60代」で高い。世帯年収別でみると、300万円未満は他層に比べて、「かなり減る」「ほとんど食べない」の割合が高く、4割を超える。なお、世帯年収が300~1,000万未満は、「少し減る」、1,000万以上は、「値上がりしても今までと同じ頻度で食べる」の割合が高くなっている。

  • 原価高騰、円安、人件費高騰など、さまざまな要因で様々な価格が上昇しています。その中で、あなたは「ラーメン」が値上がりすることに対してどのように感じていますか。あなたのお気持ちに最も近いものを1つお知らせください

ラーメンが1,000円を超えることへの意識

「ラーメン」の価格が1,000円を超えることに対しては、9割以上が抵抗を感じていると判明。男女とも20代以下は他年代に比べて、「高い」と感じている人が少なく、1,000円を超えることへの拒否感は若干少ない様子。一方で、男性50代以上は1,000円を超えると「高い」と感じる人が多かった。

  • あなたが最も好きな味のラーメンの価格が1,000円を超えることに対してどのように感じますか。あなたのお気持ちに最も近いものを1つお知らせください

ラーメンの適正価格は?

  • ラーメン適正価格(全体)

  • ラーメン適正価格(価格重視層/味重視層/女性)

業態とわず「理想価格」は700~800円程度だが、味重視の個人店は、他の業態のラーメン店に比べると許容できる価格がやや高い。男性は女性に比べて「チェーン店」の理想価格が高く、女性は、「個人店」の理想価格が高かった。また、男性は女性より食に対して「価格」を重視する傾向があることから、各業態において、上限価格が低い。「価格重視層」「味重視層」ともにチェーン店より個人店のほうが、各価格が高い結果となった。