ウェイブダッシュは6月20日、「全国住みたい街ランキング2024」トップ100と地域別ベスト5を発表した。調査は2023年4月1日~2024年3月31日。同社が運営する「生活ガイド.com」会員15,223名を対象にインターネットで行われた。

全国住みたい街ランキング2024

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住みたい街のトップは、12回連続で「横浜市」となった。横浜市以外の他上位9つの街の顔ぶれは前回と変わらず、トップ10は順位を多少入れ替える結果に。

今回の集計期間では5月に新型コロナウィルスがインフルエンザと同じ「5類」に引き下げられることを受け、本格的にコロナ禍が明けた年となった。これを踏まえ、今回の11位以下になった市区のうち、大幅にランクアップした街とランクダウンした街の傾向に注目。首都圏に関しては前年と比較し、都心周辺の街への回帰が見られた。これはコロナ禍が明けたことで出社や外出が増えたものの、人手不足も相まってリモートワークが以前よりは認められるようになったことで、柔軟な働き方が可能となったからなのかもしれない。

例えば神奈川県相模原市は35位(前回54位)に、東京都八王子市・調布市は47位(それぞれ前回75位・66位)にランクアップ。一方で前回上昇した観光地や自然豊かな場所として名高い沖縄県石垣市は45位(前回11位)にランクダウンした。北海道小樽市も91位(前回65位)に、前回は唯一の「町」でランクインした長野県軽井沢町もランク外になったように、職場へのアクセス性が悪いことがマイナスに働いたのかもしれない。なお中京圏でも、愛知県春日井市や刈谷市が10ランクアップするなど、同様の傾向があるようだ。

今回はさらに、上位の政令指定都市の中で行政区の順位と割合を算出。横浜市は複数の区に人気が分散している一方で、札幌市は中央区に、福岡市は中央区と博多区に、大阪市は天王寺区と北区、そして中央区に集中しているなど、特徴のある結果となった。

  • 行政区別住みたい街ランキング

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生活ガイド.comでは、ランキング20位~100位までと、上位市区の性別、年代の割合を見ることができる。