フリーウェイジャパンは、「夏のボーナスに関するアンケート」の調査結果を6月13日に発表した。同調査は2024年5月13日~2024年5月21日の期間、中小企業/零細企業の従業員120人、ならびに代表取締役/個人事業主139人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 2024年度の夏のボーナス、支給済/支給予定は39.2%

代表取締役に対し、夏のボーナスの支給予定はあるか、またはすでに支給したか聞いたところ、「支給予定あり/支給済み」が39.2%で、昨年度から7.9ポイントの上昇だった。「ボーナス制度がない」が29.9%となり、「支給予定無し」は昨年度より7.1ポイントの減少の26.8%、「未定」が4.1%という結果だった。

また、ボーナスが支給された、または支給予定で金額を把握している従業員のに支給額を聞いたところ、「10万円~20万円未満」が最多で21.1%、次いで「30万円~40万円未満」が18.4%、「50万円~60万円未満」が15.8%という結果で、支給平均額は約「35万」で、ボリュームゾーンは昨年度と大きな変化はなかった。

  • 冬ボーナス支給、見込みが立っている企業は30.9%

代表取締役に対し、今年度の冬のボーナスに対して支給の見込みが立っているか聞いたところ、「立っていない」が38.1%、「わからない」が31.0%、「立っている」が30.9%という結果で、「立っている」回答は昨年度と比べて7.4ポイント上昇した。

次に従業員に、今年の冬のボーナスについて、支給を期待できるか聞いたところ、「期待できない」が 42.6%、「あまり期待できない」が22.8%、「やや期待できる」が17.9%、「期待できる」が16.7%という結果だった。

期待できない理由を聞いたところ、「会社の経営不振が続いているため」が24.5%、「業績が回復する見込みがないため」が18.9%、「経済活動の縮小が継続すると考えているため」が11.3%、「賃上げによる賞与原資の減少が考えられるため」が8.5%、「自分の成績・業績が悪いため」が3.8%、「夏のボーナスが悪かったため」が0.9%、その他が32.1%という結果だった。

  • 「業績が上がった」37.1%で、2023年度から11ポイント上昇

代表取締役に対し、今年度の上期と昨年度の下期で業績に変化はあったか聞いたところ、「昨年度の下期から今年度の上期を通して、業績が上がった」が28.9%、「変化なし」が27.8%、「昨年度の下期から今年度の上期を通して、業績が下がった」が20.6%、「昨年度の下期では業績が上がったが、今年度の上期は業績が下がった」が14.5%、「昨年度の下期では業績が下がったが、今年度の上期は業績が上がった」が8.2%という結果だった。

また、過去半年以内に賃上げを実施したか聞いたところ、「実施していない」が53.6%、「実施した」が46.4%という結果だった。

なぜ賃上げを実現できたかについて聞いたところ、「物価上昇に伴う価格転嫁はできていないが、社員の満足度を優先したため」が53.3%、「会社の業績が上がったため」が44.4%、「オフィス設備や運営費用の原価を抑えたため」が6.7%、「製品/サービスの価格引き上げをしたため」「業務効率・利益効率が上がったため」「人員整理を行いコストカットを実施したため」がそれぞれ4.4%、その他が2.2%という結果だった。