ディズニー&ピクサー最新作『インサイド・ヘッド2』(8月1日公開)の日本版声優が7日に一挙発表され、女優の横溝菜帆、お笑いコンビ・マヂカルラブリー・村上、声優の花澤香菜、坂本真綾の参加が明らかになった。
本作は、どんな人の中にも広がっている“感情たち”の世界が舞台。主人公の少女ライリーが高校入学という転機を迎え、頭の中で彼女の幸せを子供の頃から見守るヨロコビ、カナシミ、ムカムカ、ビビリ、イカリの5つの感情たちの前に、新たに4つの大人の感情、シンパイ、イイナー、ダリィ、ハズカシが現れ、感情の嵐が巻き起こる。
そんな本作の主人公・ライリーの日本版声優に横溝菜帆。ライリーが大人になることで生まれた4つの感情のうち3つの新キャラクターである、ハズカシ役に村上、イイナー役に花澤香菜、ダリィ役に坂本真綾が、US本社のオーディションを経て決定した。
高校入学という人生の大きな転機を迎えた少女・ライリーの日本版声優を務める横溝は、ドラマ『義母と娘のブルース』での演技が話題を呼び、その後も「君と世界が終わる日に」、映画『かがみの孤城』など数々の話題作に出演。過去にはディズニー&ピクサー映画『ソウルフル・ワールド』(2020)でも日本版声優を務めたが、自身と年齢も近い等身大の主人公・ライリーの声で再びディズニー&ピクサー作品へ参加となる。
ライリーの日本版声優に決まった時の心境を聞かれると、横溝は「(オーディションの)合格の連絡が来たときは嬉しすぎて、母と二人で飛び跳ねながら大喜びしました。ライリーを皆さんに愛してもらえるようなキャラクターにできるよう、一生懸命頑張ろうと思いました」と笑顔。ライリーについて、「両親に反発しつつも凄く両親を大切に思っていて、本作では友達やチームの子たちと色々揉め事があったりするのですが、自分の感情を正直に表現することができるので、素直でいい子だなと思います」と魅力を語り、自身との共通点について聞かれると「明るいところです。私も辛いことがあってもいい方向に考えようとしているので、その辺は似ているんじゃないかなと思います」と話した。
また、9つの感情の中でのお気に入りは、「イイナーです。何でも羨ましがっているのが凄く可愛いし、キラキラした目がかわいいので凄く好きです」と明かし、作品の魅力について、「前作よりも凄く共感していただける作品になっていると思うので、どの世代の方にも観て頂きたいです。観た後に自分の感情に改めて向き合って、自分のことを見つめなおすきっかけになれると思います」とアピールした。
主人公・ライリーの中に新たに現れる大人の感情で、いつもモジモジしていて、恥ずかしさがMAXになるとフードで顔を隠すハズカシの日本版声優の村上は、本作が声優初挑戦。ハズカシ役が決まったときの心境を聞かれると、「自分の声に自信がないので、僕で成立するのかっていうドキドキの方が大きかったですね」と当時の心境を明かし、続けて「(合格を聞いたときは)ヨロコビは凄い遠くにいたんじゃないですかね。怖い、失敗したらどうしようって感情が前に出てきましたね。なんとか公開までにヨロコビを元気にさせておきたいです(笑)」と冗談交じりに話した。
ハズカシの魅力については、「我々人間が全員もっている感情だけれど、それを凄く可愛らしいキャラクターに描いてくれているので、親しみやすい感情に見えていると思います」と語り、自身との共通点は「僕はハズカシそのまんまだと思います。顔をフードで隠すんですけど、僕も恥ずかしくなるとハズカシのような声を出したり、顔を手で覆って隠したりするので・・・」と説明。
今回、恥ずかしがって”呻く声“での表現が大半だったことについては、「(台本に)呻くしか書いてなかった。ちょっとポジティブな感情での呻きとかいろんな呻きを演じまして、奥が深いなって凄く思いました。劇場でなんの『ん~~~』かを、予想して欲しいですね」と述べ、最後に本作について、「思春期の頃の気持ちを忘れてきてはいるんですけど、こういう時に友達と揉めたなとか、凄い感動したなとか、大人たちにそういう素敵な思い出をもう一度思い起こして、素敵な気持ちになって仕事を頑張っていただきたいなって思います」と魅力を語った。
同じく新たに登場する大人の感情で、小さな身体で背伸びして、いつでも周りの誰かを羨んでいるイイナー役を務める花澤は「私にとってイイナーは、大人になるにつれ、思っていても口に出さずに心の隅にそっと隠しておくような日陰の存在になっていました。演じてみたら、純粋でぴかぴかで、とてつもないパワーを秘めている、それはそれは眩しいものでした」とイイナーの魅力について語っている。
さらにどんなときも退屈&無気力で片時もスマホは手放さないダリィ役の坂本は「思春期のライリーの中に芽生えた新しい複雑な感情、そのひとつであるダリィは、名前の通りとにかく気だるい!腹筋をなるべく使わないで、覇気のない声の出し方に徹しました」とアフレコ時のポイントについて明かした。
【編集部MEMO】
カナシミ役は大竹しのぶ、ムカムカ役は小松由佳、ビビリ役は落合弘治、イカリ役は浦山迅、ヨロコビ役は小清水亜美、シンパイ役は多部未華子が務める。
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