大正製薬は6月5日、「頭痛もちに関する夫婦の実態調査」の結果を発表した。調査は3月23日~26日、20代~60代の既婚男女2,000人(頭痛もち1,000人、非頭痛もち1,000人)を対象にインターネットで行われた。

  • 頭痛の三大原因

    頭痛の三大原因

頭痛の原因を聞いたところ、「天候の変化」(66.3%)、「睡眠不足」(53.5%)、「ストレス」(51.7%)が上位に。「天候の変化」と回答したのは男性が58.6%に対して、女性(74.0%)は7割を超えたことから、女性の方が影響を受けやすい傾向にあるよう。

また、実際に頭痛でつらいとき、どのような対処をしているのかを教えてもらったところ、約8割(77.6%)が「頭痛薬を飲む」と回答。次いで「横になる・眠る」(42.5%)、「ストレッチやマッサージをする」(19.0%)、「頭部を冷やす・温める」(13.5%)と続き、痛みの対処法には差が見られたほか、約3人に1人が「痛みに耐える・我慢する」(34.7%)と回答した。

  • 夫婦間で頭痛のつらさを共有するか

    夫婦間で頭痛のつらさを共有するか

次に、夫婦生活に頭痛が与える影響について調査を実施した。「頭痛のつらさを理解したいと思うか、また、パートナーに共有するか」と尋ねたところ、頭痛もちではない人の約8割(79.7%)が、パートナーの頭痛のつらさを理解したいと考えているのに対し、頭痛もちの約2人に1人(47.3%)は、パートナーに頭痛のつらさを「共有しない」と回答し、大きなコミュニケーションギャップがあることが判明。信頼を寄せる夫婦間においても、頭痛もちであることを打ち明けず、ひとりで抱えこんでいる人は多いよう。

他方、新米夫婦の2人に1人(55.0%)は、「言われなくても気づく」とのこと。ただし、結婚歴20年以上の「熟年夫婦」では38.6%にとどまり、結婚歴が長くなるほどパートナーが頭痛に悩んでいることに気づきにくくなる傾向がうかがえた。