女優の渡邉美穂と、INIの木村柾哉が、映画『あたしの!』(2024年秋公開)でW主演を務めることが5日、明らかになった。

  • 左から渡邉美穂、木村柾哉

同作は幸田もも子氏による同名コミックの実写化作。正直で嘘がつけず思ったことはすぐに伝えてしまうド直球で生きてきた関川あこ子(渡邉美穂)と、心の奥を見せられない、あこ子の小学生からの大親友・谷口充希。高2の新学期初日、学校イチの人気を誇る1つ年上の先輩・御共直己(木村柾哉)がまさかの留年により2人の同学年に降臨し、即一目ぼれしたあこ子と、好きではないと言いながら怪しい動きをする充希の恋の戦いが始まる。

明るくて嘘がつけず、自分の気持ちにまっすぐ突き進む主人公・あこ子を演じるのは日向坂46の元メンバーで卒業後は女優として活躍をしている渡邉美穂。そして、もう1人の主人公で誰もが憧れる学校イチの王子様・直己を演じるのは、サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」を通じ結成されたグローバルボーイズグループ・INIのリーダー・木村柾哉。2人は映画初出演にしてW主演、そして初共演となる。

2023年夏に、関東近郊にて約1か月かけて撮影された。原作者である幸田もも子は、何度も撮影現場に足を運び、キャスト・スタッフとの交流を重ね、同作に太鼓判。W主演の2人からも絶大な信頼を得る本作の監督は多くのMV、TV CMを手掛け、22年にはドラマ『夫婦円満レシピ~交換しない?一晩だけ~』を監督した横堀光範氏が務める。長編映画初監督となる本作では監督に加え、撮影、編集も務めた。昨年行われた撮影では自身がカメラマンも担うことで、役者の一瞬の表情や繊細な感情を丁寧に切り取り、恋愛物語に加えて、等身大の“青春”もエモーショナルに描いている。脚本はおかざきさとこ氏が務め、傷つきやすく繊細な世代でもあるキャラクターたちの心情を、ポップなセリフで昇華しスピード感がありながらも共感を覚える物語を紡いだ。

■渡邉美穂 コメント

『あたしの!』の出演のオファーをいただき、初めての映画で初主演という大きなチャレンジにとても緊張しプレッシャーも感じていました。
けれど、キャスト・監督・スタッフの皆様が「みんなで頑張っていこう」と現場をとても明るくしていただき、背負い込みすぎず、でも一生懸命に撮影に臨むことができました。 映画『あたしの!』は恋をとるか、友情をとるか、悩ましくてもどかしいお話ではありますが、笑いあり、涙あり、キュンキュンあり! の本当に盛りだくさんな内容になっていると思います。
私の演じる、あこ子は猪突猛進で素直でパワフルな女の子で、周りの人を巻き込んでドタバタしますが、あこ子やみんなが成長する姿も見届けていただけたらと思います。ぜひお楽しみにしてください!

■木村柾哉(INI) コメント

最初お話を頂いたときは、初めての映画への挑戦でもあるので、嬉しいと同時に不安も大きかったです。
ですが、監督が通常の本読みに加え、リモートでも本読みをしてくださり、撮影では人見知りの僕をキャストやスタッフの皆さんが盛り上げてくださって、クランクアップの時には、不安もなくなり、達成感で感極まってしまいました。
友情、恋だけではなく、他にもすごく色々なことが詰まっている映画です。
喜んでいただけるようなシーンもたくさんあり、見終わった後は絶対に好きになってもらえる映画になっていると思います。
わくわくしながら公開をお待ちいただけたらと思います。映画館で観てくださった方の心を動かせたら嬉しいです。

■監督:横堀光範 コメント

SNSやインターネットでコミュニケーションを取ることが多くなった今の時代で、
ここまでど直球で素直に気持ちを伝える事の出来るあこ子という主人公が羨ましくも、懐かしく思えます。
この映画は「恋愛」と「友情」の間で悩むあこ子が、持ち前の強さで壁に立ち向かい、少し大人に成長するお話しです。
あこ子と一緒に、甘酸っぱくて、笑えて、少し泣ける、「青春」をど直球に体験できるような映画になったと思います。
人を好きになって、ぶつかって、分かり合えたその先にある「成長」と「喜び」を、
あこ子を通してみなさまの心に響く映画になることを願っています。
僕にとって初めての映画監督作品です。
今までの少女漫画原作映画とは一味違う映画にしたい、
そんな思いを最高にフレッシュな役者陣、スタッフ陣と共にできたことをとても嬉しく思っています。
早く皆様にこの映画が届くのを楽しみにしています。

■原作者:幸田もも子 コメント

とにかく何事にもど直球のあこ子、はたからみたらかなりヤベェやつになりかねないのに 美穂ちゃんの演じるあこ子は清々しく誰もが応援したくなっちゃうようなあこ子でした。 恋に必死なあこ子に、時には笑い、終盤では涙止まりませんでした。
あこ子と充希がバッチバチに取り合う直己くんは画面直視できないくらいパーフェクトなかっこよさでとっても素敵でした!
原作を読んでくれた方も、読んでない方も間違いなく楽しめる映画だと思います!
私も幼なじみ誘っていっぱい観に行きたいと思います(ハート)

(C)幸田もも子/集英社・映画「あたしの!」製作委員会