北海道東部に位置する釧路町(くしろちょう)は、北には「釧路湿原国立公園」、南には「厚岸霧多布昆布森(あっけしきりたっぷこんぶもり)国定公園」を有する雄大な自然に恵まれたまち。カキやウニなどの海産物をはじめ、多彩な特産品が返礼品として登録されています。
日本の昆布の約90%は、北海道産。なかでも道東の太平洋側に位置し、古くから漁場として栄える「昆布森地区」は、江戸時代から今日に至るまで、早煮えが特色の長昆布(ながこんぶ)の産地として知られています。
今回紹介する返礼品は、そんな釧路町昆布森産の昆布セットです。だしとしてはもちろんのこと、料理の具材に使えるものなど、バラエティに富んだ昆布が楽しめます。
本稿では、マイナビふるさと納税担当者が、気になった返礼品を紹介していきます。
今回は、「昆布森産昆布セット」の特徴や事業者の商品に対するこだわり、返礼品になった経緯などについて詳しく調べてみました!
釧路町の返礼品「昆布森産昆布セット」について
・返礼品名:北海道昆布森産 本場の本物 昆布セット
・提供事業者:昆布森漁業協同組合
・北海道釧路郡釧路町昆布森2丁目72番地
・内容量:さおまえ昆布 100g×2個、だし昆布 100g×2個、すりむ昆布 40g×2個、頭こい昆布 30g×2個
・寄附金額:1万1000円
「北海道昆布森産 本場の本物 昆布セット」のふるさと納税の寄附金額は1万1000円。昆布森特産の昆布が4種類セットで届く返礼品です。
一本一本、職人の熟練の技と手間をかけてつくられた天然昆布。マグネシウムやカルシウム、ヨウ素など栄養素が豊富に含まれています。
「さおまえ昆布」は、昆布が成熟する前の6月に採取された身薄でやわらかい昆布です。早くやわらかく煮上がるのが特徴で、昆布巻や佃煮・おでんなどの煮物に最適!
「だし昆布」は、だし昆布として使えます。
「すりむ昆布」は、7月の早い時期に採れ、天日干ししたやわらかい「なが昆布」を細く刻んでいます。やわらかいので、水で戻して炊き込みご飯やサラダなどにピッタリ!
「頭(かし)こい昆布」は、なが昆布の頭(かしら)と呼ばれる、昆布の「根」の部分を細く刻んでいます。だし昆布として使用した後も、佃煮などの料理の具材として使えます。
昆布森は、その名のとおり昔から昆布の産地として知られる地区。昆布漁の始まりは、江戸時代に蝦夷地(えぞち・北海道の旧称)を治めた松前藩(まつまえはん)政下での「漁場請負制」という統治形態の方式によるとされ、18世紀前期頃からと伝わっているそうです。
また江戸時代には、北前船が日本海を南下し下関経由で大阪などへ昆布を運んでおり、その航路は「昆布ロード」と呼ばれているのだそう。北陸・大阪・沖縄など日本各地の昆布食文化に密接に関係しており、昆布森は昆布ロードの出発点でもあったといえるのだとか!
「昆布森のさおまえ昆布」の名称は、昭和24年(1949年)に昆布森漁業協同組合が設立された当初から使っており、長年にわたって親しまれているそうです。
良質な昆布を、昔ながらの天日干し製法で仕上げる「さおまえ昆布」は、多くの産地があるなかでも最高級品として高く評価されています。
寄附者からの反響
「肉厚で旨みたっぷりの素晴らしい昆布でした! 」「昆布森昆布がおいしいのを知って寄附しました。毎朝の味噌汁に欠かせません」といった声が、釧路町のふるさと納税担当者のもとに届いているそうです。
事業者の想い
昆布森は、北海道釧路郡釧路町に位置する、江戸時代から続く長昆布の産地です。太平洋の荒波にもまれ、ミネラル豊富な海で育まれた昆布森の昆布は、肉厚でやわらかく、深い味わいなのが特徴です。
私たちは代々受け継がれてきた伝統の漁法で、丁寧に昆布を育てています。海に入る時期や時間、採取方法など、細部にまでこだわって、最高品質の昆布を皆様にお届けできるよう努めています。
昆布は、日本の食文化にとって欠かせない食材です。だし汁や昆布締め、昆布巻きなど、様々な料理に活用することができます。また、昆布にはミネラルや食物繊維が豊富に含まれており、健康にも良いと言われています。
私たちは、昆布森の昆布を通して、日本の食文化を守り、皆様の健康に貢献したいと考えています。昆布森の昆布を味わっていただき、日本の海の恵みを体感していただければ幸いです。
今回は北海道釧路町の返礼品「昆布森産昆布セット」を紹介しました。「昆布の森」とも呼ばれる豊富な漁場で獲れた自慢の昆布です。4種類セットになっているので、日々の食卓に幅広く使えて存分に堪能できます。気になる方は一度チェックしてみてください。