小田急電鉄は、現在運行中の「もころん号」(通勤車両5000形1編成)に抜本的なリニューアルを施し、6月4日に改めて運行開始すると発表した。これにともない、現行の「もころん号」は5月31日に運行を終了する。
「もころん」は小田急電鉄の子育て応援マスコットキャラクターとして、2023年8月にデビュー。同年11月、5000形1編成(10両編成)の先頭部に「もころん」をデザインし、運転台に「もころん」のぬいぐるみを配置した「もころん号」の運行を開始した。
現行の「もころん号」は運転台のある両先頭部のみラッピングを施しているが、今回のリニューアルで全面ラッピングへとパワーアップ。1~5号車は夕空、6~10号車は朝の空をそれぞれ基調とし、その中にさまざまなポーズの「もころん」をレイアウトする。
内装は、中吊り等の広告スペースを「もころん」1色にしていたところへ、さらに遊び心を加える。これまでと同様、両運転台に「もころん」のぬいぐるみを配置するほか、運転台後方のスペース(乗務員室と客室の間)に大きな「もころん」のイラストを施す。
3号車「小田急の子育て応援車」への貫通扉(2・4号車から3号車へ移動するための扉)と、同車両の車いす・ベビーカースペースにもイラストを施し、「隠れもころん」を忍ばせることで「ワクワクする移動時間」を創出するとのこと。リニューアル後の「もころん号」は、6月4日から小田急線全線(小田原線・江ノ島線・多摩線)で運行される。