JR東日本は、「JRE POINT」をチップとして送ることができるサービス「TipSmile(チップスマイル)」を6月1日から開始すると発表した。
「TipSmile」は、顧客が従業員および店舗に宛てて感謝や応援のメッセージを送れるサービスとして、2023年10月にトライアルスタートした。商業施設等を利用した際、店頭の専用二次元コードやSNSなどで配信される専用URLから「TipSmile」のサイトにアクセスすると、従業員および店舗にメッセージを送信できる。メッセージを送信した利用者には、特典として「JRE POINT」が付与される。
6月1日から正式にサービス開始するにあたり、「JRE POINT」をチップとして従業員に送信する機能を搭載。対象となる店舗を利用した際、自分が保有する「JRE POINT」から最大200ポイントをチップとして従業員に送れるようになる。特定の従業員ではなく、店舗にチップを送った場合、後日、従業員に分配される。
これまで集めにくかった顧客の感謝や応援の声を集まりやすくし、商業施設・店舗のES(従業員満足度)向上を支援することがねらいだという。従業員の努力がチップやメッセージで可視化され、働きがいが向上することにより、接客業全体が抱える人手不足などの課題解決を図るとしている。10月までに約20カ所で運用を順次開始する予定とのこと。