YouTubeチャンネル『脱・税理士スガワラくん』は4月18日、「給与明細の理解度」に関する調査結果を発表した。同調査は4月8日、全国の18歳以上25歳未満の会社員(正社員)男女1,000人を対象に、インターネットで実施した。
社会人2年目以上の人に、給与が支払われた際、給与明細を確認するか尋ねたところ、62.9%が「必ず確認する」と回答した。20.3%が「時々確認する」、11.2%が「あまり確認しない」、5.6%が「確認しない」と回答した。
自分の給与明細を理解しているかという問いに対しては、40.4%が「理解している」と回答した。51.5%が「なんとなく理解している」、8.2%が「理解していない」と答えており、約6割が正確に理解していないことがわかった。
給与についてどんなことを知っているか聞くと、最も多い回答は「手取りと額面の違い」(64.9%)で、「社会保険料、徒食税、住民税は給与の総支給額から天引きされる」(60.1%)、「賞与にも社会保険料と所得税がかかる」(46.8%)、「社会人2年目の6月から住民税が課税される」(46.1%)と続いた。
手取りと額面の違いがわからない人は4割弱(35.1%)、賞与にも社会保険料と所得税がかかることを知らない人が4割(39.9%)もいることも明らかになった。
「社会保険料は4月から6月の給与の金額によって決まる」(30.6%)、「手当には所得税の課税対象と非課税対象がある」(29.1%)を知っている人は3割前後で、認知度が低いことがわかった。
給与明細を見て驚いたことはあるか尋ねたところ、「思っていたよりも手取りが少なかった」(51.6%)、「税金や社会保険料などが想像以上に引かれていた」(40.8%)という回答が多かった。