LENDEXは4月24日、「貯金額・投資額」に関する調査の結果を発表した。調査は2024年3月19日~2024年3月21日、年収400万円以上600万円未満の20代~70代男性4300人を対象にインターネットで行われた。
毎月の貯金額は「していない」か「3万円前後」
「毎月の貯金額はいくらですか?」という質問に対し、1番多かった回答が「していない(24.67%)」、次点で「20,001円~30,000円(18.33%)」、「30,001円~50,000円(17.00%)」、「50,001円~100,000円(14.00%)」という結果に。
貯金をしていない人が約25%と最も多い一方で、貯金している人の中では2万円~5万円を貯金している人の割合が高い結果となった。資産形成に対する意識の差が見られるとも考えられ、貯蓄に手が回らない人と計画的に貯蓄をしている人との差が開いていくことが懸念される。
毎月の投資額は「していない」が過半数
「毎月の投資額はいくらですか?」という質問に対し、最も多かった回答が「投資をしていない(54%)」、次いで「10,001円~20,000円(10.33%)」「20,001円~30,000円(7.67%)」、「30,001円~50,000円(7.00%)」といった結果になった。貯金額の調査では7割以上の方が1円以上の貯金をしていたが、1円以上の投資をしている人は5割に満たないのが現状で、貯蓄と比較すると投資に対する関心が薄い傾向がみてとれる。
投資商品は「株式」や「NISAなど投資信託」が人気
「どのような商品に投資していますか?」という質問に対し、最も多かったのは「NISAなどの投資信託(33.69%)」、次点で「株式(30.47%)」、以降は「暗号資産(仮想通貨)(7.17%)」、「外貨預金(6.45%)」、「FX(5.02%)」、「国債(5.02%)」と続く結果に。2024年からNISA制度が新しくなり世間の注目を集めたように、NISAなどの投資信託や株式への投資が大きな割合を占めている。一方で暗号資産(仮想通貨)やFXなどへ投資している方は10%以下とそこまで多くない。株式市場の人気が伺える一方で、その他商品への関心が薄いことが分かる結果となった。
貯金額+投資額は1000万~3000万円
「現在の貯金額+資産額はいくらですか?」という質問に対し、1番多かった回答は「1,000万~3,000万未満(20.67%)」、次点で「500万~1,000万円(14.67%)」と「~30万未満(14.67%)」が同数で、「ほぼ資産がない」という人と、「500万円以上の資産形成ができている」という人が分かれる結果に。
資産形成のために行なっていることは「投資」が1位
最後に、「資産を増やすために行っていること・行いたいことを教えてください」と質問したところ、「投資(52.67%)」、「ポイ活(50.33%)」、「アルバイト(8.67%)」、「フリマアプリ(7.33%)」という結果になった。資産を増やすためには投資が最も有効な手法だと考えている方が多いことがわかる。