テレビプロデューサーの佐久間宣行氏が17日、YouTubeチャンネル『佐久間宣行のNOBROCK TV』で公開された動画「【トーク】ラランドサーヤ いろんな意味で引いちゃった芸能人ベスト10! かっこ良すぎて気持ち悪い大先輩・人の良さと面白さが共存した天才・1位は絶対的で大好きな大物ベテラン芸人!」に出演。大学お笑いをめぐる風潮に持論を述べた。
バックラッシュはカウンター
同チャンネルでは今回、サーヤがこれまで芸能界を見てきた中で、「すごすぎてひいちゃった」「ヤバすぎてひいちゃった」など、「色んな意味で引いちゃった芸能人」をベスト10で発表。その第2位に挙げたのが、「バズるためなら、大学お笑いを持ち上げもおとしめもするプロデューサー」だった。
これに佐久間氏が「わかるわかる。今もうさ、第7世代と同じやり方始めちゃってるよね」「あの時ちょっとはしゃぎすぎたよねみたいなことというか」と反応すると、サーヤも「なんであの時のミスを忘れたの?」「一瞬で忘れたじゃん」「企画書捨ててくれ、全部っていう(笑)。誰もいい思いしないで終わったあのイジり方をまだやるのかと思って」と同意。
そして、「ちょっと前までは『次来る』みたいなことで大学お笑いをいいように持ち上げてくださって、『これ出やすいな、ありがたいな』みたいな空気にしたと思ったら、次は『大学お笑いのやつ、ちょっとクサいんじゃね?』みたいな時間が来て、それ終わったら『大学お笑いが出てきたことで、やりづらくなっちゃいました芸人』が来て」と続けつつ、「全く一緒じゃないですか、第7世代と。7.5世代とか(笑)」「こんな上げて下げてを無責任にしてくる人がいるんだっていう」とこぼした。
サーヤのこれらの主張に対し、佐久間氏は「どっちかのスタンスではっきり決めて腹くくってやるならいいじゃない? 『俺は大学お笑いの人たちがずるすぎるから、泥んこみたいな奴らでやるんだ』で番組立ち上げるのはわかるよね」と述べた上で、「しかも背負わせる芸人がやってるテイにするんでしょ?」と指摘。また、「芸人同士の間で起きてるのはいいんだよ。平場の中で揉め事が起きてるのはいいんだけど、わざわざ粒立てて関係性立てると、本当にわかんない人まで影響されちゃうからね」と説明した。
さらに、制作者の目線から「別に新しい切り口じゃねえからな、そんなもん(笑)」「この切り口でうまくいってる奴らをクサすっていう。歴史で手垢にまみれている」と話し、「バックラッシュはカウンターだから、絶対に成功するんだよ。だってもう、振りと撒き餌が全部ある状態で、ウケるやつだけ選んで悪口言うだけだから」「出てきた直後にクリエイティブな悪口言うのはセンスがいるじゃん?」と持論を述べていた。
【編集部MEMO】
『佐久間宣行のNOBROCK TV』は、佐久間宣行氏が企画・プロデュースを担当し、自身も出演するYouTubeチャンネル。芸人たちがさまざまな“選手権”に臨む企画や、佐久間氏とゲストとのトーク企画、スターを発掘するオーディション企画などが行われ、チャンネル登録者数は150万人超え。動画「【下ネタ我慢】どぶろっくが本気ネタ8連発! 下ネタで笑いたくない二瓶有加 & 松本優は我慢できるのか…?」の再生回数が1,300万回を超えるなど、ヒットコンテンツを多数生み出している。