キャリタスは、2024卒者の「キャリアプラン・ライフプランに関する調査」の結果を発表した。同調査は、正式内定後(2023年10月3日〜11日)に1,174人、卒業間近の春休み期間(2024年2月16日〜3月4日)に877人、計2回キャリタス就活2024 学生モニターに対してインターネットで実施したもの。

  • やりたい仕事に対するイメージ

はじめに、新卒入社する企業でやりたい仕事のイメージがあるかについて卒業間近の春休み期間に聞いたところ、男女による大きな違いはなく、いずれも「やりたい仕事のイメージがある」「ややイメージがある」を合わせて、6割超が「イメージがある」と回答。

  • 出世希望ランク

新卒入社する企業に限らず、最終的にどこまで出世したいかを尋ねると、男女とも「特に考えていない」が最も多い結果に。同社によると「実際働いてみないとわからないことも多く、現段階ではイメージがしづらいのだろう」としている。

希望する役職では、部長以上と回答した人が男子は過半数(52.3%)に上るのに対し、女子は30.5%と20ポイント以上の差があった。経営層(「社長」「役員」)を目指す割合も、男子は約3割、女子は1割程度と男子の方が出世意欲が高かった。

  • 入社企業の予定勤続年数

また、入社企業でどのくらいの期間働くつもりなのかを質問すると、「定年まで働きたい」が男女ともに最も多かった(男子:48.0%、女子:41.3%)。次いで、「5年くらい」、「10年くらい」と続いた。新卒で入社した企業において、ある程度の経験を積みたいと考えている人が多いという。

  • 入社企業の退職理由予想

定年まで勤めるつもりはないと回答した人に対し、退職理由を予想してもらったところ、「転職」が最も多く、男子の約8割(82.9%)、女子は7割強(74.7%)を占めた。