SMBC日興証券は4月9日、「NISAの成長投資枠 活用状況に関する調査」の結果を発表した。調査は3月14日~21日、20代~60代のFastaskによるアンケート回答者を対象にインターネットで行われ、1,154件の有効回答を得た。
調査によると、NISAを現在利用している人の割合は35%。うち、成長投資枠を「すでに活用している」人は40%、「これから活用予定」が33%という結果に。「成長投資枠の悩み」を聞くと、「何を買ったらいいかわからない」「枠が多すぎて使いきれない」など、7割が何かしらの悩みを抱えていることが明らかに。
成長投資枠を活用中である人に、「どんな金融商品に投資をしていますか?」と聞いたところ、過半数が「配当金がある株式」「値上がりが期待できる株式」に投資をしていると回答。男女別にみると、女性の方が「自分がよく知っている商品/サービスを展開しているか」といった観点を重視していることがわかった。
次に、成長投資枠を活用中・活用予定である人を対象に、現時点の売却意向を聞いたところ、3人に1人が「すでに売却した」「今年中に売却予定」「数年以内に売却予定」と、比較的短期での売却を計画していることが明らかに。
また、購入した商品を売却するとしたら、どんな理由が考えられるかを聞くと、「利益が出たら」(52%)が最も多く、次いで「成長可能性がなくなったら」(34%)、「生活で必要になったら」(29%)と続いた。
さらに、成長投資枠を活用中・活用予定である人に対し、成長投資枠の「つみたて」と「一括購入」の比率について教えてもらったところ、「つみたて80%、一括購入20%」が最多の20%。次いで「つみたて100%」(18%)が続くなど、全体でも「つみたて」の比率を高めに設定している人が多かった。