ハーレーが限定モデル公開! ロックンロールに着想を得たバイクとは?

ハーレーダビッドソンが「第51回東京モーターサイクルショー」で2024年の限定モデル2台を公開した。クラシックなデザインテーマを再考した「アイコンコレクション」と限定カラーシリーズの「エンスージアストコレクション」だ。どんなバイクなのか実車を確認してきた。

ハーレーダビッドソンの2024年限定モデルを実車確認!

パンヘッド時代の名車をリバイバル

ハーレーの歴史の中で特に印象的なモデルを現代技術で生まれ変わらせ、シリアルナンバー入りの限定生産でリリースするアイコンコレクション。これまで同シリーズでは、「エレクトラグライドリバイバル」(2021年)、「ローライダーエルディアブロ」(2022年)、「エレクトラグライドハイウェイキング」(2023年)を復活させてきた。

2024年モデルは「ハイドラグライドリバイバル」だ。世界限定1,750台の台数限定モデルで、日本には100台を導入する。価格は367.18万円だ。

「ハイドラグライドリバイバル」は初代「ハイドラグライド」や「FLH」(1956年モデル)などにインスパイアされた1台

エクステリアでひと際目を引くのがガソリンタンクだ。基調色のレッドラインレッドにバーチホワイトを組み合わせ、1956年モデルで知られる2トーンのスラッシュペイントを再現している。下半分を基調色のレッドラインレッドで彩色した2トーンの21インチウインドシールドも当時のオマージュだ。

容量18.9Lのガソリンタンクは1956年モデルをオマージュしてスラッシュを再現。“Harley-Davidson V”のクロームタンクバッチは1955年-1956年モデルのタンクバッチからインスピレーションを得ている

高さ53.3cmのウインドシールドは取り外しも可能

フリンジ、キャンディレッドのロゼット、ホワイトのパイピング、コントラストステッチなどの装飾があしらわれるソロサドルとサドルバッグも、コレクター心をくすぐるアイテムだ。

撥水加工が施されたサドルとサドルバッグ。セキュリティー用のキーロックが付帯するなど機能性も兼ね備える

パフォーマンス面では電子制御クルーズコントロールやABSなどの最新装備がさまざまなライディングコンディションでの快適かつ確実なコントロールをサポート。調整可能なリアサスペンションをシート下に配したことで、クラシカルなスタイルを崩すことなく、ダイナミックなコーナー性能と快適な乗り心地を実現しているそうだ。