国内最大級のメタバースプラットフォーム「cluster」内において、近畿日本鉄道が企画する「バーチャル近鉄電車」が3月29日にオープンする。
「バーチャル近鉄電車」は、国の登録有形文化財に指定されている宇治山田駅をモチーフとした仮想空間に。1931年に建設された当時の面影を残す宇治山田駅を再現し、現地に来たことがない人にも雰囲気を味わってもらえるようにする。
「初代ビスタカー」(10000系)や名阪特急「ひのとり」といった新旧の特急車両もバーチャルで再現。日本初の全席バックシェル付きシートを採用している「ひのとり」の座席をパズル形式で組み立てるゲームも用意した。
近鉄不動産が開設している「バーチャルあべのハルカス」とも空間をつなぎ、両空間を行き来して相互にコンテンツを楽しむこともできる。将来的には、自治体や企業と連携したPRの場としての活用をめざすとしている。