パーソルホールディングスは3月25日、「新社会人の就職前の不安に関する調査」の結果を発表した。同調査は3月5日~7日、全国の22歳~24歳の男女(大学4年生/大学院2年生)400人を対象に、インターネットで実施した。
新社会人を目前にして、不安に思うことはあるか尋ねたところ、86.8%が「強く不安に思う」「不安に思う」と答えた。「不安に思わない」はわずか13.2%に留まっている。主な理由は「仕事を覚えられるか」「ついていけなさそう」のほか「自分のやりたいことではない」の声もあった。
社会人を目前にした不安を、誰かと共有できているか聞くと、「友人(先輩後輩含む)」が60.8%と最も高く、「家族」(50.7%)が続いた。19.3%は「共有できる人は特にいない」と答えている。誰かに応援されると、不安が軽減されると感じるか尋ねると、77.3%が「感じたことがある」「少しは感じたことがある」と答えた。
就職に対する期待と不安の割合(合計が100)について尋ねたところ、平均は、期待が44.8%に対して不安が55.2%とわずかに不安が優勢となった。それぞれの回答の内訳を見てみると「期待が80%以上」とする割合は12.9%、「不安が80%以上」とする割合は24.2%と、強く不安を抱える声が倍以上だった。
社会人1年目で、活躍できる自信の割合はどのくらいだと思うか、0~100%の間で答えてもらったところ、平均は35.8%だった。26.8%は「自信は20%以下」と答えている。
春から就職する企業に入社すると決断したことについて「納得・満足している」人は86.1%だった。しかし、本当に選択が正しかったのかと考えたことがあるか尋ねると、84.5%は「少し考えたことがある」「考えたことがある」「常に考えている」と答えている。